『バトルフィールド 2042』無料プレイ終了から数日経つも10万人超えSteam同接を維持―人気シリーズ復活の兆しか(Game*Spark)
バトルフィールド2042が復活!? そんなまさか! とSteamの接続数を確認してみたら
まだ大幅セール中とはいえ確かに無料トライアル終了後も人が減っていない。
過去に無料トライアルやPlayStation plusのフリープレイが実施されたときも一時的にはプレイ人数が増えたことはあったけど、いずれも期間終了後はすぐに元の状態に戻っていた。
無料期間が終了して一週間経った23日時点でSteam売上チャートも世界6位、日本9位に位置している。これまでセールがあったって見向きもされなかったというのに。
個人的にバトルフィールドシリーズはFPSにしっかり触れた最初のタイトルだから思い入れがあって、評価の厳しい2042も大型アップデートや無料トライアルとかのタイミングがあったら定期的に遊んでいる。これまでにない盛り上がりだしこれは遊びたくなってくるというもんだ。
しかしだ。兵科システムが帰ってきたり評判の悪かった馬鹿広いマップの調整や過去作に寄せた細長め系のマップが追加されていたシーズン3~4より改善されるなんてよっぽどのことだと思うけど、一体何をどうしたら今の状況になるんだろう?
などとインストール中からロビーに入ってもまだ半信半疑の中、無料トライアル前に始まったシーズン6で追加された新マップ『リダクテッド』のコンクエストに早速入ってみる。
試合開始と同時に真っすぐダッシュする兵士。一直線に配置された拠点。常に敵兵と撃ち合うことを約束されたマップ構成。狭い通路で飛び交う銃弾と爆弾の嵐。大量に並ぶ救急箱と弾薬箱と死体。鳴り止まない除細動器の音。ビークルが存在しない完全歩兵専用マップ。これは……
メトロッカーだあああ!!
メトロッカーとは過去シリーズのOperation Metro(バトルフィールド3)とOperation Locker(バトルフィールド4)の通称で、歩兵戦マップで銃弾と死体で前線を押し上げ合いながら戦う系統のマップのことだ。
他のコンクエストと遊び方が異なったり、押し込まれたときの巻き返しの難しさとかで好き嫌いが分かれているマップで、長らく2042にこの系統が実装されないし開発も嫌いなのかなと思っていたがここにきてついに実装されたわけだ。
武器の追加や調整とか他の要素もあったけど、兵科システムの再実装ほどの変更はなさそう。ってことは、プレイ人数が持ち直しているのはこのマップによるものとしか考えられない。すげーなメトロッカー!
数試合リダクテッドを歩き回ってみた感じ少し広めなロッカーという印象。
2~3つのルートが混在して入り乱れ、各拠点は遮蔽物と高低差があって一直線に撃ち合うだけにならないように考えられていると思う。
それぞれの本陣から目の前の拠点AとDは撃ち下ろせるようになっているから、押し込まれたときの本陣リスキルは発生し辛く、本陣からの撃ち下ろしで取返しやすい構成にしているようだ。
メトロッカーと異なるのは拠点数が4つで2-2の膠着状態からはじまるところで、これは初動と陣営の差が出にくいようにしているのかもしれない。
爆発物とスモークでぐちゃぐちゃになるのは相変わらずだけども、メトロッカーの一員に加えて遜色ないマップに仕上がっているだろう。
実装されたばかりの現在はロビーからのクイックマッチでリダクテッドのみモードが遊べるけど、しばらくしたらローテーションの一つになる。そうなったらサーバーを探すことになるけど、リダクテッドの人気が本物なら専用サーバーが建てられるだろうね。
現状いくつか専用サーバーはあり、メトロッカーのサーバーにもあった『ショットガン、爆発物禁止』ルールが設定されている所も既にある。
兵科システムの再実装やこれまでの調整と修正があってこその現状だと思うけど、きっかけはリダクテッド(メトロッカー)なのは間違いない。マップ一つがここまで影響を与えるなんて誰が思っただろうね。
キャラクターのアビリティやマップ理解といった知識が要求される競技性の高いFPSは久しぶりにやるの大変なんだけども、バトルフィールドはそんなの不要で気軽に撃ち合いを楽しめるからもっと流行って遊びやすくなってほしいものだね。
ただ、100GBのストレージ容量とそれなりのPCスペックが要求されるのはネックで、ちょっと遊ばないタイミングがあるとストレージ空けるためにアンインストール候補になっちゃうし、スペックの問題で起動できないとか動作が重いとかで不満がある人はSteamレビューのBadをさらっと見た感じ結構いるんだろうな。
起動できないって人の中にはNVIDIAのドライバ更新をしてないだけの人もいると思う。グラフィック向上させるばかりじゃなく、求められていないところで削ぎ落せるものは落としていくことも必要なんじゃないかなと、2GBのBattleBit Remasteredを見ながら考えるのだった。