前回、5つのおつかい依頼をされるメインクエスト『エミュレータープロジェクト』を面倒ながらクリアして、いよいよドームの支配者キミコ・ナカムラと出会うことになった。
キミコ・ナカムラ含むエミュレータープロジェクトに絡む首脳陣が集まる会議が終わり、これでやっと物語が急進していくものかと期待していたのだけど、メイルストロムとの接続を強める為ということで新たな複合おつかいメインクエストが始まってしまう。
具体的には
・重量トラックの調達
・メイルストロムビーコンの調達
・インプラントの調達
・異変プロテクターの調達
・3つ目のメイルストロムビーコンの設置場所を確認する
・ナカムラからの資金提供を依頼する
以上6つのおつかい。前回より増えている……
しかも、前回のサブクエスト『寄生虫』みたいにメインクエストを進めるための別クエストが発生する流れが今回も起こる。まぁ寄生虫は非正規ルートでやらなかったんだけども。
異変プロテクターの調達をやろうものならサブクエスト『家族』をやらされ、メイルストロムビーコンの調達をやろうものならサブクエスト『ポスターの顔』と『矛盾』をやらされる。
どちらもドームの危機とか本筋の人間関係に関わらないであろうどうでもいい話だ。
サブクエスト『矛盾』で2つのアイテムを要求された時点で本格的に萎えてしまい残念ながらEncasedのクリアはここで断念した。
星のカービィや大乱闘スマッシュブラザーズの生みの親であるゲームクリエイター桜井政博のYoutube動画に『良いおつかい、悪いおつかい』というのがあるのだけども、その中で良いおつかいの条件を5つ挙げている。
1.報酬 見返りが適切
2.喜びを得るスパンが短い
3.攻略の自由を与える
4.結果が出たら素早く撤収させる
5.展開に期待を持たせる
同意できる内容で逆に言えばこれに反するのは悪いおつかいとも言える。実際これらに反するおつかい要素はストレスを感じるものだ。
Encasedにおいては攻略の自由度はいいとして、報酬は基本的に何もなく、クエスト途中で得られるものもなく、移動は全体的にだらだらで、展開には波がない。しかもこれをメインクエストで強制的にやらされるから性質が悪い。
ここまでのプレイ日記で書いてたように、レベルアップで強くなる楽しもの薄さとかも相まってこれ以上続けるのは無理だなってなった。スキル選択、パーク選択、クラフト要素などせっかくやれることはたくさんあるのに1つ1つが薄味になり過ぎて結果的には退屈な出来になってしまっているのは非常に残念だったね。
やめる前に評議会場にいるラスボスかもしれなかったキミコ・ナカムラを殺害してクリアということにしよう。
ナカムラの部屋の扉を閉めて襲ったらタイマンが出来て、レベル10はこっちが低かったけど普通に殴り合いで勝てた。死体から自宅のカギとPCのパスワードを入手したが別にそれで何か別の進展があるわけでなく、複合おつかいクエストも変わらず始まった。これで本筋が大きく変われば続けることもあり得たけど残念だね。