ローグライクリズムアクションFreaked Fleapitのデモ版レビュー。
Freaked Fleapitはゲーム中に流れる音楽のリズムに合わせて行動しながらダンジョンのボス撃破を目指すリズムアクションゲームだ。
BGMの1ビートが1ターンになっていて自動でターンが進んでいってリズムに乗ったタイミングで方向入力すると移動、入力先に敵や物があったら攻撃するが、リズムが合っていなかったら何も行動できないというシステム。
適切なタイミングは音楽のリズムだけでなく画面下のビートバーでも判断できるようになっている。
とここまで見て知っている人ならCrypt of the NecroDancer(以下ネクロダンサー)みたいだと思うだろうが、ゲーム中のUI周りとか敵の行動パターンとかプレイしてみるとゲーム性は思ってた以上にネクロダンサーである。
1ターン溜めることで2マス先に飛ぶアクションで床のないマスを飛び越えられるとか、とある理由で長く伸びたネクタイが付いているがこれを引っ張って移動するといったネクロダンサーにはないアクション要素があったり、3つのバフ候補から1つを選択する最近のローグライク系ではお馴染みのビルド要素など取り入れられている。
デモ版では全9層の内2層までプレイ可能だったけど今のところネクロダンサーと比べたら敵の数は少なく行動パターンも単純だったからかなりカジュアルな難易度に感じた。
ストーリーとしてはいつの間にか死んでいた主人公アンディが映画館のような場所フリーピットで気が付いて、フリーピットにいる死神?に助けてもらいながら地獄から脱出するというもの。
もっとも、デモ版をプレイしている限りはあんまり協力してもらっている感じはなく登場する子たちはかなりクセが強く自由奔放にすごしているように見える。が、どうやらデートイベントやキャラごとのマルチエンディングがあるようでストーリーを進めることで親密になっていくんだろうね。
立ち絵は豊富でボイスも付いてるくらいだからリズムアクション要素だけでなく、このギャルゲーみたいな要素もオマケとかじゃなくメイン級で力が入っていそうだ。
海外開発のインディーゲームだけど日本語ボイスもある。しかも起用されているのはアニメ主役級の声優たちでSteamページの日本語キャスト発表ニュースを見ると日本アニメファンであることが明らかなほどウキウキで紹介している。
あと地味に驚いたのはストーリー進行や会話イベントなどが展開されるロビーエリアになるフリーピット内では女の子たちが話かけなくても吹き出し+ボイスが出て好き勝手喋っているのだけど、近づくとボイスは大きくなり離れると小さくなっていく。3Dオープンワールドゲームの町とかでは珍しくないけどこういった2D見下ろし型のゲームでは初めて体験したかもしれない。
現在デモ版は30分くらいでやり切れる内容だけど今後アップデートしたデモ版をリリースする予定があるとのこと。ネクロダンサーは本家とゼルダの伝説コラボゲーム『ケイデンス・オブ・ハイラル』もやるくらいハマったからFreaked Fleapitも楽しみだ。