シーシャ屋を訪れる個性豊かな客と交流するアドベンチャーHookah Haze(フーカーヘイズ)レビュー。

重い病気で先が長くないことを宣告されている主人公『炭木トオル』は重病患者の希望を叶える支援制度を使って期間限定のシーシャ屋フーカーヘイズの店長をすることになった。
趣味のアクアリウムを見ながらシーシャを楽しめるフーカーヘイズを訪れる3人の女性。シーシャと会話を通じて心を通わせながら彼女たちが抱える悩みや問題に関わりながらトオル本人もまた自分の人生について考えていく。

シーシャについて

シーシャを知らなくてもゲーム内で説明してくれる。自分も存在を知っていた程度でシーシャがどういったものか詳しくは知らなかったけど問題なかった。
ざっくり書いておくとシーシャとは水タバコと呼ばれるもので、ハーブやフルーツフレーバーで香りをつけたタバコの葉を専用の炭を使って加熱し水を通して煙を吸う喫煙具だ。

ゲームの流れ

一日のはじめにSNSで本日オススメのフレーバーをレシピから選択して投稿。ここで投稿したもので来店する客が決まる。ヒロイン3人は好みのフレーバーが決まっているから狙った相手を選ぶのは簡単。

客が来たらフレーバーを提供。スイーツ、スパイス、ナッツ、ドリンク、フルーツの5種ある材料から3つを組み合わせる。やり直しはできないけど失敗作はないようだ。

一度作ったものはレシピに登録されてオススメ投稿できるようになり次から簡単作成ができる。
来店時に客はどんな風味がいいか言ってくれるからおおよその当たりはわかるし、提供したあとの反応で正解だったかもわかる。

少し会話したら炭交換。トオルのセリフをヒントに炭をいくつ置くか決める。これも置いたあとの反応で正解だったかわかる。

あとは客との会話を眺めるビジュアルノベルなゲームになっている。この流れを炭木トオルに与えられた14日間過ごしエンディングを迎える。

どれだけ好みのフレーバーを提供したか、炭の量が適切だったかで個別エンディングは分かれるのだと思うけど、レシピ解放優先して反応がイマイチだった日があったりしたけどハッピーエンドにいけたからシビアなものにはなってないようだ。

タイトル画面から見られるエンディング一覧(上画像)には11枠、中央も含まれるなら12枠あるからエンディングはそれくらい。この数でヒロイン3人なら個別エンディングが3つずつくらいの配分だろうか?

会話シーンの画面配置は独特で新鮮。この画面のまま店内のネオン色を変更したり音楽を切り替えることができる。

ヒロイン

登場ヒロインたちの姿と一文紹介だけ載せておく。
細かい性格とか悩み、抱えている問題とかどんなストーリーかはいずれクリア後感想のときにでも。

画像右から。
・愛上あむ(あいがみ あむ)
コンカフェ店員。自分のこと大好き。

・古森くるみ(こもり くるみ)
人形作家。コミュニケーション苦手。

・明月院こころ(めいげついん こころ)
ショップ店員。礼儀正しく明るい。

・炭木トオル(すみき とおる)
重病を抱えるフーカーヘイズの店長。残念! 攻略対象ではなく主人公。

ハッピーエンド1つ見た時点の感想(ネタバレなし)

シーシャ屋という珍しい舞台で知らなかった世界を見られるからシーシャに関する何気ない会話もおもしろかった。
ゲームとしては5種の材料から3つ組み合わせるフレーバー提供と炭交換の炭置き、あとたまにある選択肢くらいだからそこは段々とただの作業になってしまう。メインはテキストベースのノベルゲームと考えそこは割り切ってストーリーを楽しもう。
提供したフレーバーによって会話が少しでも変われば色々見てみたくなりそうだったけどフレーバーの種類がたくさんあるから仕方ないか。
あとトオルの趣味で店にも用意されているアクアリウム要素が足りなかったけどこれは他ヒロインで何か利用されているといいな。

重病で先が長くないというのはギャルゲーのヒロインだったらありそうな設定だけどもフーカーヘイズは主人公がそのポジションなのが珍しい。各ヒロインが抱えている問題と結末はもちろん気になるけど最終的にトオルの病気の話をヒロインごとでどんな結末にするのか気になるところだ。
全エンディング終えたらネタバレありの感想を書きたいな。

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