エンディングが流れる下位ストーリーのクリアまでプレイした時点での感想を書いてみる。
公式サイト:モンスターハンターワイルズ
任務クエストのみ進めて約10時間でエンディングにはたどり着けた。とはいえここまでは下位クエストの範囲でここから上位クエストがはじまり、新モンスターやその後のストーリーはもっと続く。いつものモンハン通りクリア後が本番ってやつだ。
エンディングまでの任務クエスト数は21ですべてボス個体の狩猟。
採取、運搬、痕跡集め、任務クエスト以外のキークエストやハンターランク上げといった寄り道みたいなクエストは一切要求されず任務クエストだけをひたすら進めることができたのはよかった。
ただ、ムービーや会話、移動だけのシーンは多くてプレイ時間の体感比率でいうと狩猟3:その他7くらい、特に序盤は操作しないシーンが長い我慢の時間が続いて徐々に狩猟時間が増えてくる感じだった。
クリア時点でギャラリーには54シーンもありストーリーに力を入れているのは窺える。
個人的にはモンハンにストーリーはあんまり求めてないけど、モンスターが人間の脅威となっている世界観、ある人間たちとモンスターの関係についての葛藤など丁寧に描かれていたように思う。最後だけ「倒せばいいんだろうが!」の勢いで押し切ってたけども。
チュートリアルを含めてってこともあるだろうから下位の序盤に出現するモンスターは比較的小型で簡単な部類。後半からは大型だったり初見殺しの技を使ってくるモンスターも現れて手応えが出てくる。
シリーズ経験者だったら難なく突破してしまう難易度かもしれないけど任務クエストの討伐対象はワイルズ新モンスターや懐かしいモンスター、通常個体じゃなくていきなり亜種だったり変異体だったりで経験者も楽しめるようにしてくれてると思う。
一部行動パターンが単調過ぎると思ったモンスターはいるけど、上位個体になったら行動パターンは増えているだろうからまだ判断するには早い。
シリーズ経験者が難なく突破してしまうように感じたのはワイルズのハンターがまた強くなってることも要因だろう。
片手剣をメインにプレイしててジャストラッシュの強さは相変わらず、新アクションの溜め斬り落としも強くてひたすらジャストラッシュを狙うだけの戦いじゃなくなったのはよかった。
共通システムの傷口付与と破壊、鍔迫り合い、片手剣にはないけど相殺もあったりでハンターは随分と強くなってる。特にワールドではクラッチからの傷付けという手間だった部分がワイルズでは攻撃してるだけで傷口付与として与えられるようになったのはストレス要素が減ってて非常に良い。
サブ武器を持ち込めるようになったのも大きい。
近接武器と遠隔武器、切断武器と打撃武器とか一人で使い分けられるのは便利で、複数武器を扱うのが難しいって人でも同武器種でダメージ用と状態異常用とか用途はいくらでもある。
セクレト(乗り物)の存在も大きく戦闘中は騎乗しながら安全に回復薬や砥石を使えて状況を立て直せるようになっている。
基本的にアイテムの出し入れがキャンプ内ですることになって出入りの手間が発生することになった。しかしキャンプ内で装備の入れ替えはもちろん、料理とクエスト受注、そのまま出発まで出来るようになってるから全体の手間は減ってるともいえる。
シームレス化に伴って食事のバフ効果は1クエストで切れることなく効果時間制になった。
残り時間に気を付けないと狩猟中に切れることがあるのは難点だけど、フィールド上でも料理が作れるからバフが切れたまま狩猟を続けるってことはないだろう。
マップのシームレス化はついにモンハンがオープンワールドになったかって雰囲気はあったがフィールド上でパーティ組んでない他プレイヤーに遭遇するとかはないから体験としてはそんなに変わってない印象。いつか他プレイヤーが狩猟してるとこを見かけてその場で救援の手伝いができるMMOオープンワールドになったモンハンやりたいなぁ。
下位防具は必要素材が少なく一頭狩猟すればそのモンスターの防具が3部位作れたりするから装備の更新が楽で任務クエストを進めやすい。それはそれで下位のフリークエストを攻略する意味が薄れて勿体ない感じもするけど上位にさっさと進められた方がやっぱり嬉しいだろう。
クラッシュはタイトル画面からロビーに入ったときに2回ほど経験。狩猟中とか進行中に起こってないからまだマシだけど当然改善されてほしいところ。
下位クリア10時間プレイ時点のトータル感想でいうと、モンハンの楽しい部分はしっかり踏襲して新しいモンスターやシステム、武器アクションなどまだまだ新しい発見があるからちゃんと楽しい。キャンプの仕様とか変更されて不便に思うところはあるけども、ある程度は慣れてくると馴染んでくるんじゃないかなと思うからもっと遊んでどう感じるかで判断したいかな。