元気娘トレサを主人公に選んだとこからはじまり、女生徒の嫉妬に狂った嘘による冤罪で事実上追放されたサイラスを拾った前回。
トレサとサイラスの次の物語は推奨レベルが高くてすぐにはやれそうにないから他の仲間を集めつつレベルを上げていこう。
・オルベリク(1章)
かつては名を馳せた騎士であったが国と君主を失い小さな村で慎ましく暮らしていたベルセリク。ある日、村の少年が山賊にさらわれてしまい助けに向かうことになる。
山賊の親分が持っていた剣が騎士だった頃の仲間で国と君主を失った原因であるエアハルトの持ち物だとわかったオルベリクは山賊を退治したあとエアハルトの居場所の手掛かりを得てエアハルトに事の真意を問いただすため旅に出る。
剣士という王道職業だけあって過去回想のシリアス具合や旅の動機がハッキリしていてこれぞRPG主人公といった感じ。先にプレイしたトレサ、サイラスとはギャップがあって王道なのに新鮮味があったね。旅立ちの際の助けた少年からの見送りシーンを含め上手くまとまってた。
戦闘面は敵からのターゲットを集める挑発やHPの減った味方をかばうアビリティで盾役をこなしつつ、全体攻撃と複数回攻撃でブレイクを積極的に狙えて攻守のバランスが良い。商人&学者というへんてこパーティにようやく前衛職が加わり形になった。
・プリムロゼ(1章)
父親を殺したカラスの入れ墨をした3人の男を探すため、その内の1人が現れるという酒場で踊り子をしていたある日、ついに入れ墨の男が現れる。
入れ墨の男を追った先で酒場の支配人に見つかって手助けしてくれた踊り子の友人ユースファが殺されてしまい、支配人を倒したあと入れ墨の男の手掛かりを手に入れたプリムロゼは旅立ちを決意する。
前座の踊り子たちの醜い嫌がらせに対して声をかけてくれたり、入れ墨の男を追いかける手助けをしてくれたユースファの驚くくらいあっさりとした死に「いやいやそんなわけ……」という疑いと「ドット絵であの崖から落とす描写すごいな」という感心で気持ちがおかしくなってた。
せめて支配人にはあんなあっさりではなく惨たらしい最期を与えてやりたかった。でもいい感じになりかけた雰囲気の最期からちゃんと裏切ってくれたのは安堵したよ。
現パーティでは唯一の短剣と闇属性持ちで貴重なのと味方へのバフができるのも新しい戦術になる。ただ弱点突くのとバフかけるので忙しそうだからどう行動をやり繰りするべきか考えないといけないな。
・アーフェン(1章)
小さな村で親友ゼフと薬師をしていた青年。ある日、ゼフの妹ニナが毒蛇マンダラヘビに咬まれてしまい解毒薬を作るためにマンダラヘビの退治へ向かう。
解毒薬を作ってニナを救ったあと、ゼフに背中を押されかつて自分の命を薬で救ってくれた恩人のように大陸中の病める人々を救いたいという願いを叶えるため村を出ることを決意する。
小さな村で頼られる薬師という立場と世界中の人を薬で救いたいという気持ちの葛藤が短いながらも描かれていてよかった。あんな小さな村に薬師2人もいらんだろうとプレイヤー目線では少し冷めた気持ちで見てはいたんだけども。
実は初の人外ボスになるマンダラヘビ戦。何故か巨大化する人間ボスばかりだったけど今回は違和感なしだ。この世界って魔物があまり脅威ではないのだろうか?
ついにきたヒーラーと現状唯一の斧持ち。とはいえ回復アイテムが優秀でヒーラーがいなくても今のとこなんとかなってるからパーティにヒーラー必須というわけでもないのは良い戦闘バランスというべきか。最大4人パーティだからここからは編成考えて組まないといけないな。
・主人公を選択する意味はあるのか?
複数主人公から一人選択する形式ということで選んだ主人公によって仲間になるキャラクターが変化したり関係性が変わる『サガ フロンティア』みたいになると思っていたけど、キャラクターごとのストーリーは独立していて同行する仲間は戦闘に参加するものの話には割り込んでこないから話のテンポがよくてわかりやすいのはよい。でも仲間内で話のやり取りが一切ないから一緒に行動している意味がない感じがするのはもったいないとも思う。
主人公選択するシステムなのにたぶん1周で全キャラクターを仲間にしてストーリー全部やり切れるし、選択した主人公と気に入った仲間のストーリーだけ進めようとしてもレベルの関係上ある程度は他も回らないといけないんだろうね。まだよくわかってないけど普通に8人連れて歩くのが前提の物語だったりするのかな? この先の展開に期待だ。