超探偵事件簿レインコードについて10のこと

ハイスピード推理アクション『ダンガンロンパ』シリーズの開発チームが多数在籍するトーキョーゲームスの最新作『超探偵事件簿 レインコード』が発売!

ダンガンロンパシリーズは本編以外にも外伝『絶対絶望少女』、アニメ『ダンガンロンパ3』、小説作品『ダンガンロンパゼロ』や『ダンガンロンパ霧切』を読むまで好きなシリーズ作品なので今作はとても楽しみにしていた。

というわけで、ダンガンロンパシリーズ既プレイの視点から第1章をクリアした時点でのレビューを書いてみる。多少ダンガンロンパの設定を比較にするけど、事件の内容や犯人に繋がるようなネタバレはしない。

1.ダンガンロンパ系統なのか?

超高校級の子どもたちが登場するわけじゃないし、脱出不可能な場所に監禁されるわけじゃないし、コロシアイをさせられるわけではないけれど、ダンガンロンパ既プレイだったら感じることだろう「これダンガンロンパだ!」と。

別物だからダンガンロンパ未プレイでも問題ない。なんなら超探偵事件簿レインコードが気にいったなら後でダンガンロンパをプレイするのもいいだろう。

2.舞台はサイバーパンク系

舞台となるのは数年間雨が降り続いている謎多き街、カナイ区。大企業アマテラス社が完全に支配し、鎖国状態となっている。

派手なネオンライトの街並み、法が関与しない地下社会、支配する企業関係者に怯える住民たちなど定番のサイバーパンク設定に登場する街が舞台だ。

3.世界探偵機構 vs 大企業アマテラス社

ダンガンロンパでは希望 vs 絶望の構図になっていたが、今作は世界探偵機構 vs 大企業アマテラス社になっている。

この世界は特殊能力を持つ超探偵が所属する組織”世界探偵機構”というものが存在し、主人公含め仲間の探偵たちはそこに所属している。
アマテラス社が捏造、隠蔽している事件と謎を探偵たちが解決していくという話。

4.豊富なキャラクター

ダンガンロンパのような16人の濃すぎるキャラクターの仲間はいないが、今作はアマテラス社関連の敵や事件に関わる登場人物がいるので物足りないということはないと思う。
気に入ったキャラクターがコロシアイで早々に退場するということはないし安心だ。コロシアイではね。

5.カナイ区を歩き回って探偵ランクを上げよう

せっかくのサイバーパンクな街並み、もちろん歩き回ることができる。
自由に移動できるタイミングはあるし、事件調査のために町を徘徊することにもなる。

住民に話しかけて聞き込みをしたり、気になる場所を調べることで探偵ポイントが増えてランクが上がっていく。他にもサブクエスト的に本編とは関係ない事件の依頼を受けることがあって、これを達成することでも探偵ポイントが得られる。探偵ポイントとランクは謎解きパートで使えるスキルの獲得とスキルセット枠に関わる。

依頼は発生した章でのみ受注と達成が可能。クリア済の章は後でやり直すことが出来るので本編が気になるなら後回しでもいい。一応、本編進行でしばらく自由に行動できなくなるときは警告が出る。

6.マスコット死に神ちゃん

今作のマスコット的キャラクター『死に神ちゃん』は常に主人公に憑きまとう相棒ポジション。滅茶苦茶喋ってくるし、人間とは違う倫理観や空気の読めない発言など、良くも悪くもウザキャラである。
主人公とは何らかの契約をし特別な能力を与えてくれているが、記憶を引き換えに契約しているようで契約の詳細や死に神ちゃんの目的など謎がある。

謎解きパートでは人型に!?

7.超探偵の特殊能力で調査

事件の調査では超探偵の特殊能力を使って謎解きのヒントを集めていくのが特徴。
そんなのズルじゃん!とは思うかもしれないが、制約があったり犯人やアマテラス社の捏造と妨害があってすんなりいかないようになってる。

ダンガンロンパの超高校級の能力は事件の調査や犯行に利用されることが少なかったからこうして能力を生かしてくれるのはいいね。

8.推理アクション謎迷宮に挑む!

ダンガンロンパの学級裁判に相当する『謎迷宮』。
調査を終えて十分に証拠が集まったときの謎解き・解決パートになる。

謎迷宮は死に神ちゃんの能力で謎(事件)そのものを具現化した空間という設定。

謎迷宮ではアクション要素のあるミニゲームをしながら事件を推理、謎解きをしていく。この辺りゲーム内容は変わっているけど完全にダンガンロンパだ。
ダンガンロンパのときはコトダマをダンガンに込めて撃ったり、ミニゲームをやってる意味がよく考えたらなかったんだけども、今作は設定上で理由のあるものになっている。

9.ムービー演出

死に神ちゃんが人型になる変身シーンやダンガンロンパの”おしおき”にあたるシーンは見どころ。

ただ、超高校級のXXXXXに合わせたおしおきみたいな演出はなさそうでどれも一緒になりそう。

10.不満点

ダンガンロンパシリーズファンとしては新シリーズとして楽しめているけども不満点がないわけでもない。

・ロード長め
マップ移動するときのロードは約20秒。

・グラフィックはちょっとガビってる
ハードスペックの限界はあるだろう。

・推理モノとしては冗長
個人的に不満な部分ではないし序盤ということもあるだろうけど、世界設定や人物紹介の説明はたっぷり時間を使ってやるから推理ゲームをやりたいだけなら余分に感じる部分は多いと思う。
ストーリー、茶番、推理パートを含めての超探偵事件簿レインコードだ。この辺りはダンガンロンパも学級裁判が始まるまで時間かかるし伝統ではある。

サイトヒーロー

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Tags: レビュー

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