溶鉄のマルフーシャ/救国者スネジンカのストーリーネタバレがあります

世界観

・前作との繋がり
マルフーシャが宿舎から一人生き残った世界なので前作END10(グッドエンド)の続き。
溶鉄のマルフーシャがゲーム内296年で、救国者スネジンカは297年に入社したアグレックが最近入社したと言っているから同年か数年内の出来事と思われる。
溶鉄のマルフーシャの戦場は東部都市で救国者スネジンカでは敵国に支配されている。

【救国者スネジンカ発売前のメモ】
救国のスネジンカ予習メモ:溶鉄のマルフーシャ

・マルフーシャ
前作『溶鉄のマルフーシャ』主人公。東部都市を一人で守り生き抜いた英雄と祭り上げられプロパガンダに利用されている。利用されているのは理解しているが妹の安全と犠牲になった仲間の死を無駄にしないため戦い続けている。実際は仲間は生きていたのだが……
危険な新兵器による汚染で青くなった右目はほとんど見えず、左手は包帯で覆われている。

・溶鉄のマルフーシャの仲間たち
溶鉄のマルフーシャEND10で敵国に捕まり機械兵の素材にされる予定だったがマルフーシャ(溶鉄)の活躍によりカゾルミア国内の混乱を拡大させるため解放された。
解放するにしても反政府軍に加えた方が混乱は大きくなった気はする。カゾルミアも敵国に捕まっていた兵士をよく迎え入れたものだがそれだけ人員不足で困っているということか?

・カゾルミア(独裁国家)
マルフーシャとスネジンカの住む国。周辺国と戦争状態にある軍事独裁国家。戦況は悪いがマルフーシャ(溶鉄)を英雄に祭り上げ戦争を続けている。

・反政府軍(革命軍)
勝てる見込みがないと悟ってカゾルミアを裏切り敵国に協力するカゾルミア正規軍兵を含む反乱軍。
支援者(敵国)から機械兵を支給してもらい内部からカゾルミア政府を潰して戦争を終わらせたあと新たな政権を担おうとしている。実際は敵国に利用されているだけだが。

・支援者(敵国)
機械兵を研究していたカゾルミアの研究者が亡命した隣国。人間を素材にすることで機械兵を完成させ戦争で運用、その後持ち込まれた電熱線の加工技術を使って機械兵の性能を向上させた。
反政府軍に協力するふりをしながら内戦で共倒れするようカゾルミアには降伏させず混乱を拡大するように手引きしている。

・電熱線
武器や家電などいろいろなところで使われている高出力エネルギー。

元々はカゾルミアの技術だが敵国に流出した。
溶鉄のマルフーシャの機械兵には電熱線が付いているタイプがたぶんいない(橙の部位はある)から流出したのは溶鉄のマルフーシャ以降、反政府軍によるものだと考えられる。

キャラクターの背中に付いている電熱線は武器の予備エネルギーと考えられ通常は1本、等級が高い=上級武器を持っている兵士は2本持ち歩いているようだ。今作異常な動きをしてくるマルフーシャは3本持っている。

救国のスネジンカ ストーリー考察

・オープニング
マルフーシャが帰ってこなくなってスネジンカは民間軍事企業ブルーピーコックの求人募集を見て応募した。これは反政府軍の手筈どおりでスネジンカを戦場に連れ出すための罠だった。ブルーピーコックも反政府軍側の企業。

わざわざ戦場に連れ出したのはEND2の『民衆を苦しめる独裁政権に加担し続ける姉に対し心を痛め自らの命をもって抗議の意思を示して自決した』という反政府側プロパガンダのため?
ただ、実際に指示を出しているのは支援者だから『反政府軍によって溶鉄の妹が殺された』というストーリーでカゾルミアの内戦が激化してもいいのだろう。
回りくどい作戦に思えるけどそれだけマルフーシャが脅威でカゾルミア内で英雄視されているということか。

・30日目ルート分岐
スネジンカが戦果を上げていれば北部(トゥルー)へ行けることから、本来は東部(ノーマル)で殺す予定がマルフーシャにも劣らない実力があると認められて北部でマルフーシャと戦わせることにしたと考えられる。

・60日目(トゥルー)
都市内部で機械兵の襲撃が発生。機械兵は反政府軍が持ち込んだと思われる。
溶鉄部隊をそちらの対応に追わせて先行しているマルフーシャを孤立させスネジンカと戦わせるためか?

・90日目(ノーマル)
『戦車に乗って門の前で待機』と命令されている(仲間なしルートより)。命令無視して離れていたところに砲撃があり戦車が大破したため明らかに殺すつもりだった。

予定どおり砲撃で死んでいたらEND2の展開どおり『民衆を苦しめる独裁政権に加担し続ける姉に対し心を痛め自らの命をもって抗議の意思を示して自決した』という反政府軍のプロパガンダに利用されると思われる。姉が守っていた東部都市でやるというのがいいストーリーになるだろう。
『反政府軍が英雄マルフーシャの妹を殺した!』となっても正規軍vs反政府軍の内戦が激化するのは変わらないから支援者にとってはどっちでもいい。

90日から立て籠もる建物は溶鉄のマルフーシャ最終決戦になったマルフーシャたちの宿舎。

・90日目(トゥルー)
ブルーピーコックの親会社社長から反政府軍の狙い、マルフーシャの状況を知らされスネジンカは反政府軍に協力することになる。

スネジンカとマルフーシャを戦わせてスネジンカが勝てばストーリー100日どおりの展開へ、マルフーシャが勝っても『独裁政権に加担する姉に抗う反政府軍の妹』というストーリーが出来上がる。

・100日(トゥルー)~END8
マルフーシャが独裁政権側で戦い続ける理由を知る。

スネジンカがマルフーシャを撃ったカメラ映像の複製を反政府軍が持ち去っている。
この映像で『溶鉄の妹スネジンカが国を救うために姉を打ち倒して立ち上がった!』と救国者スネジンカとして祭り上げられることになる。スネジンカはマルフーシャを撃ったことで寝込む。

・エピローグ(トゥルー)
重体だったマルフーシャは目を覚ましてかつての仲間たちが無事だったことを知る。
姿を現して登場したのはアリビナ、ストレルカ、フェリセット、ライカで、ビオン、エノス、ベルカは未登場なので不明。この3人は国民等級が低いから軍の内部まで入れないのかもしれない。

溶鉄のマルフーシャでは正史ルートがグッドエンドという扱いだったけど「どこがグッドだよ!」という内容だったから救国のスネジンカではトゥルーエンド表記になっている。

・続編はどうなる?
マルフーシャが眠っていた間にスネジンカが反政府軍のシンボルにされて内戦が始まっているようだから内戦の話になりそう。マルフーシャを撃って寝込んでいたスネジンカが戦場に出ているとは思えないが。
マルフーシャ側でスネジンカを取り戻すために反政府軍と戦うか、スネジンカ側で実は生きていたと知ったマルフーシャを救うために現政府軍/溶鉄と戦う展開になるか?
最終的には敵国をどうにかしないといけないだろうが形成逆転できる未来が今のところ見えない。

溶鉄の副隊長? が次回作のプレイアブルになるか?

救国者スネジンカの仲間たちはEND8でダチカが反政府軍に参加していることから他の仲間もいる可能性がある。
エクトルを助けた女性の話の続き(作中で該当するのはマルフーシャしかいない)、アグレックが爆弾騒ぎを起こした詳細やビオンとの再会など続編では見せてほしい。

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