Steamで配信されているゲームは元々Steam Deckがあることを想定していないため、互換性について不明確なものが多い。
Valveのテスト、ユーザーレポート等で対応の可否を更新しているようだけど、これも正確でないものがある。
今回、その中で『Steam Deck 非対応』となっているものについて、そもそもどういうことが理由で非対応となっているか気になったので、あえて非対応ゲームをSteam Deckにインストールして起動して検証してみた。
フルコントローラーサポートのゲームだったらSteam Deckは大体いけるものだと思っていたから非対応は不思議に感じていた格闘ゲーム。ライブラリ内にあった同じ格闘ゲームであるBlazBlue: Chronophantasma Extendは対応していたしどうしてだろう?
起動すると各社ロゴが表示されて最後にSNKのロゴが表示されたあと、ロード中にゲームが終了してSteamライブラリのプレイ画面に戻った。
どうやら操作性とか以前に、ソフトウェアの問題だかでゲームがまともに動かないようだ。こういうことなら非対応は納得。こういうのは過去のゲームであるほど起こる可能性はありそう。ちなみに同シリーズ最新作のTHE KING OF FIGHTERS XVはSteam Deckに対応していた。
こちらもフルコントローラーサポートのアクションゲーム。
企業ロゴが流れたあとに画面が黒くなってから、ゲームは終了しないが進まなくなる現象。
仁王2 Complete Editionは対応している。
そりゃ無理だろうなと思いながら少し前にプレイしたVR専用ゲームを。
なんと、起動は出来た。
本来はポイントクリックによる高速移動の移動方式だが、普通に左スティックで移動まではできた。
右スティックとトラックパッドでコンテンツ選択まではいけたけど、視点移動や物を持ったりはできなかったからそれまで。
インディーズの2Dアクションゲーム。
今作はGiana Sisters: Twisted Dreamsを本編としながら単独でも遊べるDLCだけど、本編はSteam Deck互換性があるのに今作だけ非対応となっていた不思議なもの。
普通に起動して操作も問題なく遊べた。
そこまで有名じゃない過去のインディーズタイトルはそこそこいい加減なテストと評価をされているかもしれない。
部屋をカスタマイズして音楽を垂れ流し放置するゲーム?
各ボタンにてきとーなキーが割り当てられていたから一瞬ダメかもと思ったが、Steam Deckのキーボードを呼び出せば(Steamボタン+Xキー)文字入力は問題なし。右スティックとトラックパッドによるマウス操作も異常なくできたから、非対応とあったけど問題なく動作するといっていい。
本来はPC画面の隅っこに放置しとくものだろうし、Steam deckで起動するものでもないと考えたらある意味非対応といえるか・・・?
元々はタッチ操作のスマホゲームだし意外といけるのでは? と期待したけど初期ロードが一生終わらない。ゲーム終了を押しても終了しない。おそらくソフトウェアの問題で起動しないタイプ。
非対応ゲームにはそもそもゲームが起動しない・フリーズするなど致命的なものと操作性の問題でまともに遊べないと判断されているものがある。
過去のタイトル、有名でないインディーズタイトルはわりといい加減な評価がされている場合があって普通に遊べるものもあるようだ。
ちなみに、非対応ゲームをインストールするとき一応警告が出てくるのだけど、そこに嘘か真か『ValveはSteam Deckでこのゲームのサポートを追加する作業を続けています』と注意書きがあるから、今はまだ非対応でもこれからプレイ可能になっていくゲームは増えていくことが期待できる。