モダン操作する上で知っておきたい仕様:ストリートファイター6

リリースからyear3までにモダン操作のアップデートが度々入っているが、ゲーム内で教えてくれないモダン操作の仕様が色々とあるので確認してみたことのまとめ。

アシストコンボ

過去記事の加筆修正したものです。

  • アシストコンボはモダン必殺技のダメージ補正がない

モダンのSPボタンで出せる必殺技とSAは80%ダメージ補正が乗る仕様だが、アシストコンボ中に繰り出す必殺技とSAはクラシックと同等のダメージが出るようになっている。

例えばルークの弱アシストコンボは以下の通り。

①しゃがみ弱K – コンボ補正100%
②しゃがみ弱P – コンボ補正80%(弱攻撃始動補正)
③ODフラッシュナックル – コンボ補正70%
④バルカンブラスト – コンボ補正60%

アシストコンボでもクラシックと同じコンボ補正で2200ダメージになる。
しかし「操作に慣れてきたし必殺技の部分はSPボタンで出してみよう」とかやってしまうと

①しゃがみ弱K – コンボ補正100%
②しゃがみ弱P – コンボ補正80%(弱攻撃始動補正)
③ODフラッシュナックル – コンボ補正56%(70% x 80%)
④バルカンブラスト – コンボ補正48%(60% x 80%)

SPボタンで発動した③④必殺技の部分はモダン必殺技の補正が乗ってダメージ減少してしまい1848ダメージになる。

  • 2発目のヒット確認をしてくれる

一部例外はあるが、大体のアシストコンボにおいて2発目のヒット確認をしてくれる。
2発目がガードされるとコンボを止めるので、ガードをされたままSAを撃つようなことは基本的にない。ただし、2発目からOD必殺技を撃つアシストコンボはガードされても撃ってしまう。

  • 2発目をアーマーで受けられたときはコンボを出し切る

上項目の続き。
2発目がアーマー付きの必殺技やドライブインパクトで受けられたときはヒットした判定でその後もアシストコンボは出し切る。

これを利用することもできる。以下はリリーの強アシストコンボ。

①しゃがみ強P
②中コンドルウィンド
③レイジングタイフーン

①しゃがみ強Pをガードされたあと、②中コンドルウィンドに対してドライブインパクトを割り込まれたら通常はインパクトを受けてしまうが、②はドライブインパクトのアーマーで受けたヒット判定になるので③レイジングタイフーンを出し切ってドライブインパクトに勝てる。

  • キャンセルしないコンボも自動で繋げる

技のキャンセルをしないコンボは通常タイミングよくボタンを押すことになるが、アシストコンボでは自動で発動してくれる。
例えばリュウの強アシストコンボは以下の通り。

①鳩尾砕き
②しゃがみ中P
③OD波動拳
④真・昇龍拳

クラシックだったら鳩尾砕きが2ヒットしたあと、しゃがみ中Pはタイミングよく入力しないと繋がらないが、アシストコンボでは鳩尾砕き発生中に次の『AUTO+強ボタン』を入力しておけば次のしゃがみ中Pは自動で繋がって出るようになっている。

  • SA後も繋がるアシストコンボがある

ジェイミーの中アシストコンボ、ガイルの中アシストコンボ、春麗の中アシストコンボなどSA後もコンボを繋げられるものはSA後も『AUTO+攻撃ボタン』を入力していればアシストコンボで追撃する。
ただし、ジェイミーのSA3はアシストコンボで追撃してくれない。

  • バーンアウト中やSAゲージが足りないときコンボが変化

OD必殺技やSAを使うアシストコンボはバーンアウト中やSAゲージが不足しているとき、ゲージを使わないアシストコンボに変化する。
バーンアウト中でもSAに繋がるアシストコンボにルート変更するキャラもいればSAに繋げないキャラもいる。ここはキャラ格差ポイントなので調整の余地あり。

202405Ver.バトル調整にて実装。それ以前は多くのキャラがゲージ不足のときコンボが中途半端に終わって不発していた。

  • 下段 弱アシストコンボ

一部キャラは弱攻撃の2発目から『↓+AUTO+弱』を連打すると下段の弱アシストコンボが出せる。ただし、この下段弱アシストコンボは自動ヒット確認をしてくれないためガードされても連打していると必殺技を出し切ってしまう。

202506Ver.バトル調整から実装。

SPボタン必殺技とSA

いわゆる1ボタン必殺技とSAについて。

  • 80%ダメージ補正

SPボタンで出す必殺技の80%ダメージ補正はSPボタンで出した技のみに適用され、繋ぐ技は通常通りのコンボ補正になる。
例えばリュウで①強昇竜拳 → ②真・昇竜拳をするとき、①を『→ + SP』で②をコマンド入力で出したなら②真・昇竜拳のコンボ補正は通常通り60%(強昇竜拳の始動補正30%を含め)となる。

  • SAのダメージ下限

SAはコンボ補正によるダメージの下限が設定されているが、モダンの簡易入力で発動する80%ダメージ補正を受けてもクラシックと同じようにLv1は30%、Lv2は40%、Lv3とCAは50%の最低保証がある。

  • 派生技はモダン必殺技補正を受けない

ケンの迅雷脚 → 風鎌蹴りなど派生する技は迅雷脚のみ80%ダメージ補正を受け、派生で発動する風鎌蹴りは補正を受けず100%ダメージになる。
奮迅脚から派生する各必殺技は補正を受けるので初段だけ補正が乗る仕様なのかもしれない。

  • ナナメ入力で変化する必殺技の強度

モダン必殺技はN・左・右・下の方向入力+SPボタン入力で必殺技を使い分けて強度は固定になっているが、JPのトリグラフとエレナのリンクシングはナナメ入力で強度を使い分けられる。

↙+SP:弱必殺技
↓+SP:中必殺技
↘+SP:強必殺技
※1P側入力

強度違いによるコンボミスを防ぐためか他キャラでこの方向入力による強度の使い分けはあまり採用されていないが、マリーザのファランクスや春麗の覇山蹴などは採用してくれてもいい気がする。

強度変化ではないが、ベガのダブルニー(→ + SP)は『↘ + SP』でも出るようになっている。通常『↘ + SP』入力は下優先で『↓ + SP』の技が出るようになっているが、ダブルニーの使い勝手を優先した調整になっているようだ。

  • 方向入力で変化するSAの強度

EDのSA2(サイコキャノン)はクラシックだと発動時に入力したボタン強度で弾の速度は変化するが、モダンは暗転中に入力した方向キーで調整できる。

暗転中に後方入力:弱発動
暗転中に下入力:中発動
暗転中に前入力:強発動
方向入力なし:中発動

ダルシムのSA1(ヨガインフェルノ)はクラシックだと発動時に入力したボタン強度で炎を吹き出す方向が変化するが、モダンは方向キーとコマンド入力で強度が変化する。

N + SP + 強:弱発動
前 + SP + 強:中発動
コマンド入力:強発動

ジャンプ攻撃の出し分け

空中攻撃でAUTO入力の有無によって、ジャンプ攻撃のパンチとキックの技を出し分けられる。
基本的に地上の相手に有効な下方向に強い技、めくり攻撃、コンボに繋げやすい技は『AUTO+攻撃ボタン』で発動し、キャンセル可能な技や空対空に向いている技は『AUTOなし攻撃ボタン』で発動するようになっている。

202506Ver.バトル調整から実装。

専用ボタンと同時押し

モダン操作には通常投げ、ドライブパリィ、ドライブインパクトに専用ボタンがある。

専用ボタンのないクラシックとの違いとして、クラシックはバーンアウト中にドライブパリィ(中P + 中K)を押すと中Kが漏れ、ドライブインパクト(強P + 強K)を押すと強K漏れるが、専用ボタンのモダンでは何も出ない。

モダン操作では弱+中でも通常投げは出来るが必殺技のコマンドが入力されているとOD必殺技が優先して発動する。
中+強はケンの奮迅脚、ザンギエフのダブルラリアットのような2ボタン同時押し必殺技が割り当てられる。
アピールコマンドは『弱+中+強+必』だったのが、2024.06.26updateから『弱+中+強+必+パリィ+アシスト』に変更された。

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