都市伝説解体センター オーディオドラマ 第一話~第二話 レビュー&感想

昨年、強烈な印象を残してくれたADVゲーム『都市伝説解体センター』。
気が付いたらコミカライズ、ノベライズ、オーディオドラマ化と多方面に展開していて、今回オーディオドラマを聞いてみたので感想を書いていきたい。

・基本情報
【購入先】都市伝説解体センター オーディオドラマシリーズ
【価格】それぞれ約250円(購入先によって若干異なる)
【再生時間】一話 前編28分52秒/一話 後編22分45秒/二話 29分06秒

※ゲーム本編の直接的なネタバレは書かないけど、ゲーム既プレイであることを前提にした表現は含まれます。

レビュー&感想(ネタバレなし)

一話(前編・後編)をベースに書いていく。

・概要
ゲーム本編のイルミナカードに関わるストーリーとは別軸のサブストーリーで、とある噂の調査に来たあざみとジャスミンが、ゲームと同じような流れで都市伝説を解体していく物語になっている。

・特徴と感想
ゲーム版にはないボイスで展開される都市伝説解体センター。
SNS調査、現地の聞き取り調査、センター長の特定・解体といったゲーム同様の展開をボイスドラマで上手く再現している。各所でゲームと同じBGM・SEが使われ、そのままゲーム化できるんじゃないかと感じる作りになっていた。

SNS調査はゲーム版では醍醐味のいわゆるクソリプに反応する部分がなく、ほぼ必要なところだけ読み上げていくのであっさりとした印象。ここでゲーム並に隅々まで読んでいたら再生時間が倍になりそうなので仕方なしか。

聞き取り調査は近所に住んでいる癖のあるおばちゃんに絡まれたり、調査中に怪異現象と遭遇する緊張感のある展開ありと都市伝説解体センターらしい雰囲気をだしてくれる。
元々ゲームであざみがプレイヤーに向けた説明のような独り言をしているから、ボイスドラマ特有の状況説明をする独り言には違和感がなかった。

一通りの調査を終えたらセンター長から電話があって特定、その後なんやかんやあって解体。センター長は出始めこそ落ち着いた声色で話しているのに、都市伝説の話になってくるとテンション上がってくるのはゲームのイメージ通り。特定・解体中にお馴染みの「GREAT!」から既にテンション高いのに「Excellent!」「Brilliant!」とだんだん上がって「Fabulous!」の頃には最高潮になってくる。やり過ぎなくらいのハイテンション熱演だけど、声だけであのセンター長らしさを伝えるため大袈裟に感じるぐらいでいいのかもしれないと今なら思える。

そして解体後は主題歌『奇々解体』をバックにしながらのまとめ、オチまでしっかりやってくれる。諸々通して確かにこれは都市伝説解体センターだったといえるオーディオドラマだった。

このオーディオドラマだからこそ聞ける話としては、多くはないもののゲームにはほぼない日常会話シーンがあることだろうか。調査の合間にファーストフード店でナゲット分け合ってキャッキャしている様子が聞ける。
ちなみに、二話もとある噂の調査を開始する導入までは同じものの、ゲームの流れとは異なる展開があり、あざみとジャスミンの日常シーンが豊富。人によっては本編で見たかった世界が見られるかもしれない。

あとがき

全体的な物語の流れとBGM、SEがゲームそのままだからオーディオドラマでも違和感なく楽しめた。一話の前編・後編あわせて約50分は個人的には丁度いいボリュームで、二話は番外編らしい展開の新鮮さが一話とは違う良さもありよかった。
満足な出来だったからオーディオドラマの今後の展開があるなら引き続き購入したいと思う。

気に入ったゲーム作品があっても通常はDLCや続編を待つしかないのだけど、こういう別方向の展開があるのは嬉しいね。現在刊行されているゲーム本編のノベライズ版2冊と、スピンオフノベライズ1冊も購入したから都市伝説解体センターはまだしばらく楽しませてもらえそうだ。

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