先日(2026年7月1日)、ソニーより【PlayStation3とPlayStation Vita向けPlaystation Storeのサービス終了時期】と【コンソール向け新作ゲームのディスク生産を終了】することが発表された。
【関連ページ】
・PS3®およびPS Vita向けPlayStation®Storeに関するお知らせ(PlayStation.Blog)
・PlayStation®コンソール向け新作ゲームのディスク生産を2028年1月に終了(PlayStation.Blog)
◆要点のまとめ
・PS3とPSvita向けのPSストアは、2027年7月には全世界でゲームの新規購入が出来なくなる。
・購入済みのゲームは引き続きダウンロード可能だが、いつまで可能かは明言せず。
・2028年1月以降にコンソール向けに発売される全ての新作ゲームはディスク版の生産を終了。PSストアおよび販売店において、ダウンロード版のみ提供となる。
いつか来るとは思っていたけど、ついに来てしまったかという感覚。
PSPが2004年発売でストアが終了したのは2021年だったから約17年。今回のPS Vitaが2011年発売でストア終了予定が2027年なので約16年。ほぼ同期間のサービスだったから妥当な時期とはいえる。
一方でPS3は2006年発売で2027年終了予定となる。PlayStationの正統ナンバリング機として携帯機よりは長めの期間を頑張ってくれたと思う。
ディスク生産の終了については色々思うことはあるけれど、如何せん「ダウンロード版のみになることでゲームが安くなることはあるのか?」「ディスク生産がないだけでコード入りパッケージのような形式は残るのか?」「これにより完全デジタル移行となるであろう次世代機の発売時期はいつ頃?」等々、情報がなくて考えがまとまりそうにない。
とりあえずこの発表により、今のうちに手元のPS Vitaに残しておきたいゲームはダウンロードしておこうって声が挙がっているので、自身もそれに乗っかってPS Vitaのデータ整理をしておこうと思ったわけだ。
しばらくぶりにPS Vitaを引っ張りだしてみた。
発売日(2011年12月17日)に買った初期型3Gモデルだけど、定期的に充電と動作確認はしているからまだ問題なく動いてくれてる。
手持ちのメモリカードは16GBと32GBが1つずつで計48GB分。
これに購入しているゲームを全ては入れられないから、個人的に残しておきたいゲームを優先しつつ、現行機で遊べるものやもうやることはないだろうってものは残念ながらメモリーカードに入れるのを諦めることにした。
・コンテンツ管理アシスタントに保存
PS VitaとPCを接続し、ダウンロードしたゲーム本体やセーブデータのバックアップがとれるソニー公式の【コンテンツ管理アシスタント】を使ってPCには一通り保存した。
コンテンツ管理アシスタントのインストールもいつまでソニーがさせてくれるのか保証がないから、インストーラーも残しておいた。
・ストアUIの使いにくさに苦戦
携帯機にゲームをダウンロードできるというだけで当時は新鮮だったけど、改めてPS VitaでゲームをダウンロードしようとしたらUIが使いにくいったらなかった。
Playstationゲームのダウンロード版が出始めた黎明期のストアだし、まさかここまでダウンロードが主流になるなんて思わなかったんだろう。
ゲーム本体とDLC、体験版、カスタムテーマ等なんでもごちゃ混ぜな上に、ソートやフィルター、非表示に削除もないからライブラリに入れたものを上から順に見ていくしかない。
もうダウンロードができなくなった体験版とか残り続けてるから邪魔だし、何かダウンロードしたらカーソルが一番上に戻ってしまうから、今回みたいに色々ダウンロードするなら凄く手間がかかる。
こんな感じだし、久しぶりにPS vitaでストアに入ろうとしたらセキュリティの問題なのかブラウザの方でパスワード変更させられたり面倒だったので、再ダウンロードが今後も長期的に出来るとしても使いにくいからコンテンツ管理アシスタント経由でPCに保存した方がよさそうだ。
・メモリーカードに残したゲーム
その1。個人的に思い入れのあるサモンナイトシリーズと風来のシレン、携帯機で久しぶりにアクションにハマれた朧村正、初代のリメイクかアップデートした最新版を待ち望んでる俺の屍を越えてゆけは迷わず残した。
サモンナイトと風来のシレンはパッケージ版も持ってるから限りある容量を使って残す必要はないんだけど、個人的には特に思い入れのあるものだから入れた。
同じくらい思い入れのあるゲームとしてダンガンロンパシリーズもあるが、そっちは現行機(switch版)で満足に遊んだし、2×2も控えてるからswitchで統一することにした。
その2。どれだけゲームが進化しても色褪せないノベル・アドベンチャー系。
ただ、結局プレイしていないのが多くてロボティクスノーツとカオスチャイルド、アマガミもやってないや。
この枠ではパンチラインを諦めた。ストーリーは悪くなかったしアニメーション豊富ですごかったけど、ゲームとしては残念な点が目立つから仕方なし。
その3。その他、残しておきたかったアーカイブス等。
PSPアーカイブスはPSPのメモリーカードにも入れてるから、微妙に余った容量を埋めるために入れたんだけど、勇者30とかは今でも急に遊びたくなると思った。
聖剣伝説LoMやFFタクティクスはダウンロードでゲームを買えるようになった当時「思い出のゲームを携帯機で遊べるってやべー!」と思いながら購入したけど、やっぱり当時ほどハマれなくて思い出補正や時代の流れで目が肥えてしまったことを実感した。
その4は16GBメモリカード。音ゲーと容量の問題で32GBに入れられなかったKEYタイトル。
KEYタイトルはリトバスまでPSPパッケージ持ってるから中途半端で見栄えが悪くなっちゃってる。
Vitaのフルプライス(8000円前後)ゲームは容量3GB以上するから、16GBメモリーカードなんてすぐ埋まってしまう。泣く泣くメモリーカードに入れられなかったタイトルがいくらでもあるから64GBメモリカードも欲しくなるが、フル稼働していないVitaのために買うのは躊躇うので流石に保留かな。
ゲームをパッケージ版で買うか、ダウンロード版で買うかは個々の好みやこだわり、事情で分かれる。
自分はダウンロード版が出るようになったPSP go・PS Vitaの頃はゲームをダウンロードして持ち運べるのが嬉しくて、なんでもダウンロード版を買ってた。それもしばらくして所有欲・コレクション欲が高まってパッケージも買うようになって今に至る。
思い入れがあったり、好きになったゲームは棚に並べて飾りたい。
そうすることで「自分はこのゲームが確かに好きなんだ」って気持ちを確認できる。大袈裟に言えばアイデンティティともいえるかもしれない。
そのため、ダウンロード版で購入して遊んでみたら滅茶苦茶好きになってパッケージ版も買うなんてことがある。お金がもったいないという気持ちは購入前はよく思うけど、それくらい好きってことだと納得することにして、買ってみてから後悔したことはない。
長期的に遊ぶタイトル、例えばマインクラフトやSlay the Spireみたいなゲームならソフトの入れ替えが不要で、ふと遊びたくなったときすぐに起動できる方が圧倒的に便利だからダウンロード版は重宝してる。
パッケージ版、ダウンロード版のどちらも良い点があって自分なりに上手く使い分けられていると思ってるけど、今後ダウンロード版のみになるということでこのスタイルが継続できなくなったときにどうしていくか見直す必要がありそうだ。
余談。好きなゲームならパッケージ版は限定版・特装版・特典付きが欲しくなるけど、B2タペストリーとか巨大特典は置き場、飾る場所に困るから個人的にはやめてほしいと思ってる。
収納しちゃうと所有欲が満たされず意味がなく、棚に並べたりして眺められることが自分にとって所有欲・コレクション欲を満たす本質なので飾りやすいものがベスト。
ダウンロード版のみに移行していくというソニーの方針自体は、時代の流れとして理解できる。
映画も音楽も書籍もデジタル化が進んでいるし、ゲームも同じ方向に進むのは自然なことだと思う。
しかし、今回の発表はその方向性だけ示して「それによりユーザーにはこういう良いことがあります」とか「今後のPSストアはこうしていきます」というユーザーにとって良くなる話がなかったことは不満として残る。結果、余計な憶測や論争が起きてしまっている。
現状のままだと納得できない点が、買ったものが次世代で遊べないことだ。
そもそもPS3・PS Vita向けストアのサービス終了することが問題でなくて、PS3やVitaで購入したダウンロード版ゲームが現行機(Playstation5)で遊べないのが問題だと思ってる。
PS4~PS5はその点やれてる感じだけど、今回そうだっただけで次世代機もそうだという保証は今のところない。
Steamで2005年に買ったPCゲームは今のPCでだって基本的には遊べるのに、Playstationでは遊べない。この差は非常に大きくて、Steamの長年かけて積み上げてきた「買ったものが未来でも遊べる」という安心感は、デジタルストアの価値そのものだ。
とはいえ、Steam一強すぎるのも長期的には問題が起きてくるかもしれないので、ソニーにはこういう変化のある機会にPSストアの価値を高める動きを期待したい。
ダウンロード主体にしていくのなら、ユーザーが安心してデジタル資産を積み上げられる環境を整えてほしい。ゲームは買って一度遊んだら終わりってわけじゃないんだから。