2.5Dドット絵で描かれるタワーディフェンス系シューティング『救国のスネジンカ:Sentinel Girls2』のネタバレなしレビュー。前作『溶鉄のマルフーシャ:Sentinel Girls』はプレイ済み。
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レビュー
ストーリー概要
戦争中の独裁軍事国家で精鋭部隊に所属する姉を持つスネジンカ。
ある日連絡がつかなくなった姉を探し連れ戻すためスネジンカは民間軍事企業に入社し戦場へ向かう。
前作『溶鉄のマルフーシャ:Sentinel Girls』からストーリーは続いているけど要点はオープニングで説明されるし主人公も変わっているので今作からでもふんわりわかる。ただ、エピローグは前作をプレイしてこそという内容になっているので溶鉄のマルフーシャからプレイするのをおすすめしたい。
ゲームの特徴
基本的なゲームシステムは前作を踏襲しながら武器の追加やガジェットの改善などでより楽しめるようになっている。
1周30分~1時間のメインモード、失敗するまで進行できるチャレンジモードでいずれも途中セーブができるのでお手軽にプレイできる。ランダム要素と仲間選択による変化で繰り返し遊べるしメインモードはマルチエンディング、チャレンジモードはオンラインランキング対応でやり込みもできる。
基本システムはおおよそ【予習メモ】のままなので前作からの主な変更点に触れてみる。
※予習メモ記事の【世界観】と【登場人物】には前作ネタバレが含まれる
・武器の追加
各武器種でノーマルと上級の2個ずつだったのが武器種ごとに5~6個(ノーマル2~3、上級2つ~3つ)と大量追加された。武器の選択肢が少なく使用武器が固定されやすかった前作と変わって色んな武器を使うことになる。
ダメージやマガジン装填数など武器性能の表記はないけど新要素の射撃場で試し打ちはできる。
今作は自爆特攻兵が多かった印象だからスナイパーは被弾リスクが高いと感じた。せっかくハンドガン3種に増えたしサブウェポンとしてハンドガンを常に切り替えられるようにしてほしかったかな。
・ガジェットの追加/改善
サブウェポン枠の青ガジェット、タレットなど置き物枠の緑ガジェットはそのままだけども、今作の青ガジェットは一度使用したあともクールタイム後に再使用可能になっている。青ガジェットの性能は高くてモノによっては大型機械兵を含めて一気に殲滅することができる。
・購入/強化点の変更
メイン6項目のパラメータの内、2項目が変更された。
【マルフーシャ】
攻撃力/連射力/マガジン容量/リロード速度/弾丸速度/集弾性能
【スネジンカ】
攻撃力/連射力/マガジン容量/リロード速度/プッシュバックパワー/青ガジェットクールタイム
マルフーシャにあった弾丸速度と集弾性能は強化項目からなくなり銃によって差が出る固定性能となった。
集弾については通常はバラけやすく右クリックで照準状態にするとまとまりやすくなる新要素が追加、自爆特攻兵など物量で攻めてくるウェーブではあえて集弾させず弾幕を張るという戦略が取れるようになった。
プッシュバックパワーは銃弾を当てるとノックバックする性能で防衛対象に近づけるのを阻止できる。青ガジェットクールタイムは文字どおり青ガジェットの再使用時間が短くなる。
給与システムについてはほぼ変わりなし、中盤以降でお金が余りがちになるのも前作同様。
その他、宿舎の行動選択肢も増えている。
・防衛対象の追加
国境門を守る前作と変わって戦車護衛だとか変わった展開がある。戦車も攻撃するし購入フェイズで戦車の武装を変更することができる。
・難易度の追加
前作は難易度設定がなくルールを理解すれば難なくクリアできるようになる難易度で、今作も初回プレイ時は低難易度に感じたけどもクリア毎に上位難易度が追加されハードになるとなかなか手応えのある難易度になってくる。
・複数のエンディング
エンディング数は8個で30日経過時の仕事選択と雇用した仲間によって分岐する。さらに特定の条件を満たせばエピローグが追加される。
30日経過時の選択肢は『北部』に行けば仲間に関係なく1つのエンディングへ、『東部』は仲間によって7つのエンディングになる。ちなみに30日時点の成績が良くないと選択肢は出ず東部へ行くことになる。
・グラフィックとBGM
マルフーシャのが気に入ったならテイストそのままにどちらも向上している。かっこいいサントラ販売中!
かわいいキャラクターたちのやり取りもグラフィック向上して進化!
・救いはないのか・・・?
今作がどうかは伏せておくけども溶鉄のマルフーシャは救いのないエンディングばかりだったのでそういうのに耐性がない人は注意。
ネタバレありのストーリーと世界観考察は別記事でやりたい。
→救国のスネジンカ ストーリー考察(ネタバレあり)
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