【重要】更新停止及びサービス終了についてのご案内(トライブナイン公式)
先月サービス終了が告知されたトライブナイン。
シナリオ目的でプレイしていたのでサービス開始から3ヵ月という早々の徹底に驚かされつつ、どこか納得もしていた。
このゲームだったらワンチャン急にゼロが出てきて「サービス終了なんて言ったっけ?」とか言い出してもおかしくないと期待していたけど、流石にここまで経ってそれはないだろうから思うことを書いて自分の中で終わりにしよう。
ストーリーについて
強大すぎる敵、重要そうなポジションの仲間の死(すぐ復活したが)、各地で待ち受けるライバルたちの紹介。緊張感とその先を色々と妄想させてくれるプロローグは期待通りだった。
そして、個性的なナンバーズの登場と特殊なルールで競わされるXG、なんやかんやあっても最後はトライブナインだからXBで締めるという一連の流れに乗った1章までは間違いなくよかった。
2章から少し違和感があった。
意味ありげなセリフを吐いていた八雲彗、2章終盤から様子のおかしくなる黒中曜と、ここはまだ今後の伏線として残しているのはアリだけど、2章でやるには早すぎる『死んだと思っていた仲間が敵として復活』する展開。これで最終的に改心して仲間に戻るとか、ライバル的な敵として再登場する予定ならわかるけど灰になって消えてしまったから、2章で起こったことが後々明らかになっても八雲彗が消えてしまっている以上すっきりしないものになる気がする。
そして肝心のXGにしても、敵側インフルエンサーの裏切りで急に貴族へ成り上がり、彗へのハッタリが効いてXBで決着することになるという展開で、XGではちゃんと勝った気分にならないのが微妙だった。
3章は過去に放送されたアニメとの繋がりが深い内容らしく、未視聴だった故にわからないことが多かったのかなと思ってクリア後にYoutubeで無料配信してたから視聴してみると、Qの覚悟や青山カズキとの関係性が知れたのはよかったものの、本作3章としてはナンバーズ曲田全一の魅力のなさ、一応デスゲーム的なものを称していたXGのわりに命の危機を感じることなく唐突にXBで決着となるXGの存在感の薄さは2章以上に不満の残るという感想で、それはアニメ視聴後も変わらなかった。
バトル・コンテンツについて
- バトル
難易度の高さとテンポの悪さが目立ったけど、エンドコンテンツを除けば難易度が選択できるようになり、設定の追加でバトルのテンポは幾分か良くなった。
しかし、ストーリーを目的にしているプレイヤーとしてはストーリー上でもエンカウント回避の難しい半強制的なバトルの多さは少々かったるいと感じた。
バトル自体が敵によって行動を切り替えるということがほぼなく、自パーティのやりたい行動を繰り返すばかりだから操作的に変化がないのも惜しい。最後に追加された秋葉ひなぎくは自動パリィというぶっ飛んだ性能がおもしろかったけど、あれはサービス終了前のヤケクソ性能だったのかもしれない。
そして、ボス戦においてはちょっとミスったらあっさり戦闘不能に、なんなら自分はミスってないのに操作してない仲間NPCが勝手に戦闘不能になってしまうことがあり、一人欠けるとチェインスキルのダメージが極端に減ってバトル時間が長引いてしまうのはイマイチだった。
パチモン厳選をするエンドコンテンツは少しだけやったけど、キャラ専能力の有無やセット効果などの組み合わせが理想に近いものが出ることがあまりなく、アップデートでTierの高いものが出るようになったらやり直しってのがカジュアルに遊ぶには敷居が高くて周回しようとは思えなかった。
- コンテンツ
バトル以外のコンテンツは迷走していたように思う。
コンテンツとしてのXBはほぼキャラパワーで殴り合い、操作する意味があるのかよくわからないから最初の数戦以降はオートプレイで流した。
唐突に追加された音ゲーも人気キャラであろう千羽つる子を主役にした何かをしたかったのだろうと勘繰るくらいのイベントだった。ただでさえクセの強い万人受けしそうにないゲームなのにさらにプレイヤーが限定される音ゲーを入れるのは挑戦的過ぎたといえる。
課金について
ガチャとシーズンパスが主だった課金要素。
ガチャから入手できるピックアップの最高レアリティキャラはどれも強かったものの、テンションカードの方は低レアリティでも十分性能が高かったから、よほどエンドコンテンツをやり込もうってプレイヤーでなければガチャ産は必須というほどでなかったように思う。
サービス開始時のガチャのレアリティ確率や天井システムはどこかのを安易に真似たものに見えたし、そもそもテンションカードの仕様が微妙で高レアリティ品が欲しいと思える性能になってなかった。どれもすぐにテコ入れが入ったのだけど、スタートダッシュで諸々コケたのは大きかった。
続報は期待薄か
色々書いたけど元々はストーリー目当てだったから、せめてストーリーだけでも完結させてあれやこれや伏線を上手く回収してくれたら手のひら返すことだってやぶさかではないし、むしろそうさせてほしいのだけども、サービス終了告知と同時に更新をすべて停止してストーリーについては制作進行していた5章までを今後公開する形とのことで、この言い方だと完結はしないだろうし中途半端に公開してしまうってことは買い切りゲーム化や書籍といった他の形で継続する予定もないんだろう。残念だけどトライブナインの続報は期待薄だと思う。
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