被虐のノエル シーズン2 プレイ感想

【感想まとめ】
シーズン1 / シーズン2

※シーズン2以降の感想記事はストーリーのネタバレが含まれます。既プレイ推奨。

被虐のノエル シーズン2 感想

シーズン1のラストで復讐を決意したノエル。
シーズン2はその決意を胸に動き出した先で対峙するシビラとの戦いが中心になる話。

・覚悟の決まったノエル
第三の契約で左腕を取り戻したことで、両腕がなかった頃より行動できるようになった。
とはいえ戦闘要員になれるわけはなく、カロンが先導し荒事を担当する関係性はさほど変わってない。大きく変わったのは、復讐に対する姿勢だ。

被虐のノエルS2

復讐相手の一人であるシビラと対面した瞬間、ノエルの復讐心は一気に燃え上がった。
シビラを追い詰めた場面では、シーズン1で見せていた迷いは完全に消え、銃でじわじわ痛めつけるという残酷さすら見せた。カロンが引くほどの執念で、シビラ自身の意思でメモリを差し出させようとする姿は、まさに復讐者そのものだった。
この覚悟の決まり様は、ノエルが復讐を終えた後なら死んでもいいという覚悟を持っているからだろうと思う。実際、このまま何もしなくてもいずれバロウズの手にかかって殺されるか、復讐を果たしたとしてもカロンに契約の代償を払って死ぬ未来が待っている。代償が死に直結するかはまだわからないが、ノエルはその覚悟を持っているはずだ。
どちらにせよ自分は救われない。そんな危うい決意が透けて見えるのが印象的だった。

・カロンの真意は
シーズン1では復讐に消極的だったノエルを焚きつけていたカロンだけど、今回は諭す場面が目立った。
シビラの日記を読むのを止めようとしたり、自分とバロウズ、シビラとの関係性を濁したり、シビラを痛めつけるノエルを制止したりと、どこか守りの姿勢が強い。

被虐のノエルS2

「殺したら、もう戻れなくなる」というカロンの言葉は、ノエルに罪を背負わせたくないという気持ちから出たもののように感じたが、それだけではない、もっと複雑な理由があるようにも思えた。

シビラの反応を見る限り、カロンはかつてバロウズやシビラと行動を共にしていて、その頃より丸くなったらしい。その変化の理由は、バロウズと決裂したことと深く関係しているのだろうと察する。
バロウズが今の姿になったのは、カロンの影響(悪魔の契約?)によるものだと思われる描写があり、市長としての功績は契約の力によるものだったのかな。だとすれば、バロウズが支払った代償とは何だったんだろう。

・シビラは何になりたかったのか
シーズン2はシビラとの戦いが中心だった。黒幕はバロウズだとしても、ノエルを直接陥れたのはシビラであり、ノエルの復讐心が強く向けられていた相手であるのは納得できる。
シーズン1の時点では「シビラが真の黒幕なのでは?」と予想していたけど、実際にはバロウズに強い忠誠を誓っていたようだ。

シビラの日記とストーリー展開によって彼女の過去や心情が断片的に見れた。それはバロウズへの忠誠を示すものが主だったけど、特に気になったのはカロンとの関係だ。
カロンとバロウズがかつて相棒のような関係だったこと、シビラがその関係に嫉妬、あるいは憧れに似た感情を抱いていたこと、カロンとバロウズが決裂したときにシビラはカロンの代わりになりたかったこと等、悪魔の契約で感情を焼き切ってもらったシビラから直接読み取れなかった本心を見ることができた。
肝心の決裂の理由は明かされなかったけど「大悪魔カロン……。海の底で、自分のしたことを悔やみなさい」というシビラのセリフは、カロンがバロウズを裏切ったことを示唆しているようにも見えた。

被虐のノエルS2

忠実にバロウズのために行動していたシビラだけど、最終的には自分が何のためにそんなことをしているのかもわからなくなっていた。悪魔の契約で感情を焼き切ったせいだとしても、そうでもしなければバロウズに付いていくことができなかったんだろう。シビラもまた、バロウズと悪魔の契約によって狂わされた人間だった。

・シーズン2の結末とシーズン3の予想
シビラを倒した直後にバロウズが乱入。彼の相棒である悪魔・シーザーを前に、ノエルとカロンは海へ飛び込んで逃げるしかなかった。
ノエルはシビラを殺さなかったが、結局はバロウズが容赦なくシビラを殺してしまう。その冷酷さによって、プレイヤーのバロウズへのヘイトが上がり、次シーズンへの燃料がしっかり投下された形だ。

公式サイトのストーリー欄を見る限り、シーズン3でバロウズ編に一区切りがつくだろうことはわかっているから、次回はバロウズメインの話となり、ある程度の決着は着くのだろうと思う。
ノエルの復讐の行方は? カロンの過去は明かされるのか? タイトルが【被虐】のノエルである以上、そう簡単に救いが訪れるとは思えないが、それでも救われてほしいと願う。

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