ゾンビ系サバイバルとローグライトを組み合わせた『The Last Stand: Aftermath』をプレイしたのでレビュー。
レビュー
ストーリー概要
ゾンビになるウィルスが蔓延してしまった終末世界。プレイヤーは人類がかろうじて生き残っている集落の外へ遠征する志願者となり物資を求めてゾンビだらけの地区を巡っていく。
ゾンビウィルスが蔓延してしまった原因とか関係する組織やら設定はあるようだけどゾンビがいっぱいで生き残るために頑張るってよくあるゾンビものだから細かいことはいいんだよ。
ゲームの特徴
ゾンビだらけの世界で拾った武器、材料で製作した物資をやり繰りしていくサバイバルゲーム。
近接武器は壊れるし、銃弾は無闇に撃ってたら足らないしでサバイバルな緊張感はずっと味わえる。感染システムが特徴で感染ゾンビからの攻撃を受けたり、トラップの感染ガスを喰らうと感染が進んで最大HPがどんどん減っていく。しかも感染は回復手段がないから実質的に時間制限みたいになっている。
感染が進むと最大HPは下がるけど突然変異してスキルを得られるからただ損するだけじゃないのがおもしろいところ。
しばらくは何度も死んでしまうことになり、死んだら最初の町にいる次の志願者を選んで操作キャラが変わっていく固定主人公がいない形式。志願者によって初期装備は変わるが正直そんなに差はない。
死んだら拾ってた武器や物資は持ち帰れないけど、一部の文化的な物資は知識ポイントに変換され研究が進むという設定でいわゆるスキルが解放できるようになるのと、物資袋という死んでも持ち帰れるお金のようなものがあり、これで初期物資を増やしたりできる。
何度も死にながら知識と物資袋を持ち帰って少しずつ攻略を進めていくゲームというわけだ。
だったら同じエリアばかり巡ることになって飽きるだろうという心配はなく、マップはランダム配置で毎回進めるエリア、順番が変わるローグライト要素になっている。
プレイヤーは車で移動していて各エリアでガソリンを手に入れて給油することで次のエリアに進めるというルールで、エリアごとに施設があったり危険度が変化するので毎回異なるマップから今の物資でいけそうなとこを選んで先に進んでいく流れ。
「ガソリンは見つけたからもう先には進める。でも物資を探さないとこの先で生き残れないかも」といったジレンマが丁度いいバランスになってる。
ゾンビはプレイヤーのダッシュと同じくらいのスピードで走ってくるやつ、急な勢い突進攻撃してくるやつ、爆発するやつなど種類があってちゃんと強い。武器の耐久値もあるからゾンビを薙ぎ払って無双をするような感じにはならずゾンビがしっかり人類の脅威となっているのがいい。
ローグライト故に「物資の引きが悪すぎて無理! クソゲー!」ってなるパターンはあるけどそういうときは知識と物資袋を集めるターンと割り切って次に備える選択肢が取れる。
微妙に思ったのはゾンビを倒すメリットがあんまりないから探索中の最適行動が移動が遅くなるステルスモードなんじゃって感じるとこや物資の中で電池の重要度が高すぎてバランス悪いといった所かな。それでもローグライトに必要であろう何度も挑戦したくなるゲーム性になっているから繰り返し何度も遊べる良質ゾンビサバイバルだ。
このレビュー時とはちょっと見かたが変わったクリア後の感想 → The Last Stand: Aftermathクリア後感想
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