バンダイナムコスタジオのインディーゲームレーベルGYAAR Studio(ギャースタジオ)開発、日本のインディーゲームパブリッシャーPhoenixx(フィーニックス)を販売元とする無料ゲーム3タイトルがSteamで先日配信されたので一気プレイしてみた。
これはバンダイナムコスタジオの新人研修にて開発されたゲームとのことで、どれも30分程度でクリアできる
DORONKO WANKO(どろんこわんこ)
DORONKO WANKOは可愛いポメラニアンをすりすりぷるぷる操作して新居を汚しまわる無慈悲なゲーム。
部屋を汚すと被害総額が増えていき、一定額に達するとどこからともなくプレゼントが届いてコスチュームや汚すためのアイテムが手に入る。クリアするだけなら被害額はあまり関係なくキラキラしている12ヶ所を汚せばゴール部屋が開いてエンディングにいけるが、特定の行動や被害額など様々な条件を満たして思い出バッジ(いわゆる実績)を回収するのも楽しみの一つ。
下手にお邪魔キャラとか出さずゲームオーバーしないのはいいね。無邪気なポメラニアンの暴走を止められるものなんてないんだ。アクション要素はそんなにないけどクリアまで短いから飽きる前にちゃんと終わるのもよかった。
ただ、ゴール部屋に辿り着いた頃には流石に罪悪感をおぼえた。ゲームだから許される、でもゲームじゃなくても……許すしかないか!
もっとステージと汚しギミックと犬の種類を増やしてマルチに対応したら良い意味で無心で遊べる虚無ゲームになってくれそうだ。某清掃ゲームの逆パターンの方向性でいいかも。
※被害額2000万思い出バッジのネタバレ
1回目普通にクリアしたら被害総額10万程度でクリアしたけど、思い出バッジには被害額2000万の条件がある。これはプレゼントで出現するとあるモノ(魔法陣関係)を汚せばどんどん被害額が増えるので達成できた。
BOOMEROAD(ブーメロード)
BOOMEROADはブーメランの軌道に乗って空中を滑りながらゴールを目指すアクションゲーム。
ブーメランを構えているときは時間がスローになるから焦らず操作できて、軌道上から新たな軌道を作ってレールを乗り継いでいくのは爽快でかなり気持ちがいい。
光の柱みたいな見やすいポイントを目指していくけど、ルートは必ずしも決まってなくて最短ルートを探したりあえて困難なルートを選べる自由度がある。
2ステージクリアするとエンディングでその後はタイムアタックモードが追加されるのである意味そこからが本番かもしれない。ステージとギミックはもちろん増えてほしいし、空中移動でいろんなとこに移動できるから収集要素が豊富にあると探索ゲームとしても楽しめそう。
自由に移動でき過ぎてマップもないからルートから外れたとき迷いそうなのは気になった。
NOTTOLOT(ノットロット)
NOTTOLOTは突然意思を持ってロボット生産工場から脱出したくなったロボット『ローリー』を操作して他のロボットを乗っ取りながらゴールを目指すパズルアクション。
球状のローリーは転がってジャンプしかできないけど、プロペラの付いたロボを乗っ取って空を飛んだり、クモのロボを乗っ取って壁を登ったりと他のロボットを操作することで様々なアクションが出来るようになる。
一区間クリアするとチェックポイントがあるステージ制でパズルの難易度は個人的には程よく、グラフィックとアニメーションは出来が良い。
他のロボットに見つかると追っかけられて3回ぶつけられるとチェックポイントからやり直し。乗っ取った状態になれば追われなくなるしそんなにゲームオーバーになることはなさそうだけど、リトライまでちょっと待ち時間があるのだけ気になったかな。
ロボの種類増やせばステージ拡張できそうだし、ローリーは表情(?)があって愛くるしくもっと見ていたくなるしステージ増やしてほしくなるね。
あとがき
どの作品もコントローラー対応してシンプル操作だから遊びやすく、ジャンルも異なってたから3本連続プレイしたけど全然飽きがこなかった。クリアまで短いから悪いところが目立ちにくい(気にならない)ってのはあったかもしれないけど、どれも有料級に拡張したら遊びたくなる可能性を感じる出来だったし評判良いものは有料版リリースしてみてほしいな。
©Bandai Namco Studios Inc.
Published by Phoenixx Inc.
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