作業のお供に:Chill with You レビュー

まえがき

タスク(やること)を書き出して整理するToDoリスト機能にアドベンチャー要素を加えた作業用ツールとゲームの半々といえる『Chill with You : Lo-Fi Story』を使ってみたのでレビュー。

レビュー

コミュニケーション/ストーリーパート

ゲームを起動すると宇宙の研究と小説を書くのが好きな大学生サトネとのビデオ通話がはじまる。やるべきことはあるけど、一人で作業していると気が散って集中できないからビデオ通話しながら一緒に作業する相手という立場になっている。

Chill with You サトネ

何もしていないときはサトネもくつろいでて、たまに喋ったりする。
タイマーをセットして作業を開始をするとサトネも一緒に作業をはじめて、作業中は設定したBGMや環境音を流したり、作業しているサトネのキーボード打鍵音などの生活音が鳴り一緒に作業している雰囲気になる。

作業をすることで経験値を入手しレベルが上がると、新たな会話が見れたり環境音や風景が追加されたりする。レベルが上がったときの会話を見ることでサトネがどういった子なのかわかり、仲も深まっていく。

機能

・ポモドーロタイマー
作業時間と休憩時間、ループ回数を設定できるタイマー。
本来ポモドーロタイマーとは『25分集中して作業を行い、5分休憩するサイクルを繰り返す』ことを言うらしいけど、ここでは自由に時間は設定できる。

・タスク管理
やることをリスト化して管理する。
完了してチェックしたものは完了済みリストに残るので、定期的にやることはチェックを外すことでToDoリストに戻ってくる。カレンダーを見ればその日に完了したタスクは記録されているから、その日にちゃんとやってたかわからなくなることはない。

Chill with You タスク管理

・カレンダー
作業の履歴が見られるカレンダー。完了したタスク、作業時間が記録され日記を付けることもできる。

Chill with You カレンダー

・ノート
サイズは変えられないからメモ書き程度になりそうだけど、作業中に思いついたことや気になったことを自由にテキスト入力ができる。

・作業用BGMや環境音
落ち着いた雰囲気の作業用BGMがデフォルトで20曲以上あり、プレイリストを作って流すことができる。音楽ファイルをインポートすることで手持ちの音楽を流すこともできる。

BGM以外では背景や環境音のカスタマイズができる。
雨音や波音、カエルの鳴き声やセミの鳴き声、風鈴や花火など自然なものから季節感を感じさせるものまで多様な環境音を出すことができる。
背景や環境音はレベルアップすることで解放されていくけど、わりとすぐ揃う。

あとはサトネの生活音がある。
キーボードの打鍵音、本をめくる音、マグカップを取って置く音、姿勢を変えたときの衣擦れ音、窓の開閉など作業しているサトネの色々な生活音が聞こえてくる。
サトネの行動は選択できないので気になるならオーディオ設定の生活音で調整可能。キーボード作業か本を見るかくらい選びたい気持ちはあるけれど、コントロールできないからこそ誰かと一緒に作業している感じを味わえるとも思える。

・自由なウィンドウサイズ
マウスで角や端をクリック&ドラッグすればサイズは自由に変更できるので、作業の邪魔にならない位置に置いておける。


現時点のバージョンはver.1.0.10。リリース直後ということもあり、機能改善や不具合回収を積極的に行っているためこれから機能拡張されるのも期待したい。

個人的な要望を書くなら
・タスクに期日を設定することはできるけど、先の予定はカレンダーで見たいから予定を入れられる予定管理の機能がほしい。
・スマホやタブレットで使いたいからAndroid版かiTunes版をリリースしてほしい。PC版とも連動できるように。

あとがき

自身の主な使い方としてはブログ記事を書くときの作業のお供、あとはシンプルにタスク管理やアラーム目的で使ってる。
探せば無料のToDoリスト機能のアプリはあるけど、有料だと使わなきゃもったいないって気分になれる。ムーンレスムーンとバンドル売りされてたのでほんの少しお得感があったのも理由。
【関連記事】ムーンレスムーン レビュー&感想

あと過去に使ったことのある類似品Chill Cornerは俯瞰視点で眺めている雰囲気だったのに対して、本作はサトネとビデオ通話しながら一緒に作業している感じがちゃんとあるから、サトネの言うように誰かと一緒だったなら集中できるタイプで環境音や生活音が鳴ってて気が散らない人には使えると思う。

ADV要素についてはまだそこまでレベルが上がってないからよくわからなくて、意味なくタイマー動かして放置していればレベル上げはできるだろうけど、今のところ作業のお供として使えていけそうな感じがしているから目的通りに使ってみようと思う。
何か劇的に変化のあることがあったり、長期的に使えたなら進捗記事を書くかもしれない。

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