真・三國無双 ORIGINS クリア後感想

一周ストーリーを終えたとこでクリア後の感想を書いてみようと思う。前提として最近の無双シリーズをやってないプレイヤー目線の話。
※ストーリーやクリア後要素のネタバレを含みます

【関連記事:序盤プレイしたときのレビュー】
これが無双の新しい姿:真・三國無双 ORIGINSレビュー

ストーリーについて(ネタバレあり)

全体ストーリーは黄巾の乱から赤壁の戦いあたりまでで、これで諸葛亮の狙い通り天下三分は成りこれから天下統一の争いが本格的にはじまるぞというところでエンディング。
魏呉蜀という三国が建国されるのはこの後だから三國無双でこれらの名が一切出てこないのは違和感あるね。

自分がプレイしたのは劉備軍ストーリー(通常エンド)だったからやっと劉備軍が他二国と並べる存在感になったとこで終わるから不完全燃焼感はなくもないけど、ある程度三國志通りの話にするのなら一番盛り上がるとこはやったし、これだけ曹操、孫家、劉備の各大将ストーリーを濃いめに描いてこの3人が没したあとの話をするのは微妙そうだからここら辺でいいのかもね。
不満があるとすれば時代的にこの後から出はじめる武将たちが真・三國無双 ORIGINSにはいないことで、有名どころなら司馬懿や個人的に昔使ってた無双キャラの陸遜(呉)がいないことかな。でも無双シリーズもキャラ増えすぎただろうし時代を絞ることで武将を減らすしかなかったんだろう。

オリジナル設定は三國無双(三國志)本編の邪魔をしない良い塩梅で、あくまで三國無双をメインにしたのは良かったと思う。
主人公の正体はプレイし始めた頃は異世界転生や未来人的なキャラかと予想したけど実際は普通にあの世界、あの時代の人間でつまりは忍者みたい存在だと解釈した。固定のキャラクターが主人公だったのはそういう影の存在っぽい雰囲気を持った人物にちゃんとしたかったのかもね、あの感じでオラオラ系の厳つい見た目だったら違和感あるしさ。
あと、あらゆる武将から誉められて是非自軍へと誘われるモテモテキャラだったからもし女性キャラに出来たら乙女ゲーみたいな雰囲気になる気がする。まぁ女武将もいるけど大体の女武将ってパートナーいるしね。
エンディングでも白鸞との関係が中途半端なまま終わったのはたぶん真エンドやったら何かわかるか印象変わると見てるけど、クリア後要素が思ったより豊富だったからしばらくわからないかもしれない。

ゲーム性やアクションについて

繰り返しできる小規模のフリー合戦はスルーして、それ以外に見かけた一度きりの合戦や武将との会話、サブクエスト的なやつは一通りプレイして一周約30時間でボリュームはクリア後要素の豊富さもあって不満なし。
クリア後は新たな難易度と挑戦要素の解禁、熟練度や境地など成長要素の拡張、装備や境地を維持したまま過去の物語の途中から再開して他軍ルートや真エンドへ行ける。

成長要素は新武器や武芸がどんどん手に入って成長ペースが早い序盤が一番おもしろくて、成長が緩やかになる後半はそこのわくわく感が減ったから武器合成はクリア前から解禁してほしかったように思うな。
合戦のアクション部分はレビュー記事で書いた通りでほぼ最後まで飽きずに楽しめた。外功を削って怯んだ相手に収撃を叩きこむ戦闘は攻撃と防御ターンの切り替わりがわかりやすく、音とエフェクトの演出が気持ちよかった。下邳の戦いの呂布とか終盤の武将は固すぎたから怠かったけども。

無双乱舞は武芸が増えてくると使える頻度に対して弱く感じたけども絶・無双乱舞になるとやっぱり強くて敵中心部に突っ込んで撃ったら数百人斬りできるのは楽しすぎた。

無双乱舞

負けてもチェックポイントから再開できるのには何度も助けられた。
赤い危険攻撃くらったり、ちょっと大将を放っておいたり、相手の大戦法を止められなかったり、赤壁で海に落ちたりと急に負けることが普通にあるからこれがなかったら何度か萎えてたと思う。
呂布が背後で赤くなってるタイミングから再開とか変なチェックポイントもあったから任意セーブさせてほしかったけどね。

長期シリーズで原点回帰を謳って微妙になってしまったタイトルはいくつも見てきたけど真・三國無双 ORIGINSはしっかり新しい姿になって今後の可能性を見せてくれたと思う。しばらく無双シリーズから離れてたけど次の無双があったら間違いなくチェックするだろうな。
でも最後に難点を挙げておきたくて、無双シリーズずっとそうだろうけど常にボタン連打してるから指が疲れるんだよね。武芸をもっと使いやすくして伝統的な通常攻撃と強攻撃の組み合わせでずっとボタンぽちぽちさせるのそろそろやめない?

コメント