【感想まとめ】
シーズン1 / シーズン2 / シーズン3 / シーズン3.5&4 / シーズン5
※シーズン2以降の感想記事はストーリーのネタバレが含まれます。既プレイ推奨。
被虐のノエル シーズン5 感想
連れ去られたカロンを救うため、ノエルはリッパーの助言もあり、かつての敵であるボマーの力を借りる決断をする。
シーズン1ではただのバロウズの手下で使い捨てにされたボマーが、ここにきて一気に存在感を増し、魅力あるキャラクターへと昇華していくのが印象的。
ボマーを仲間に迎えてからの展開は、ボマーの仲間たちの活躍、ボマーvsジーノ、ノエルvsジリアン。どれも熱量が高く、シーズン5は特に動きの多い章だったように思う。
・迷いのなくなったノエル
カロンがいない中でもノエルは前回決めた復讐の覚悟を胸に一人でしっかりと前へ進み、ジリアンが目の前に現れても引かない。
ノエルの目的はバロウズへの復讐だけでなく、巻き込んでしまったジリアンとのケジメをつけることへと変化している。その決意がはっきりと描かれていた。

どんどん精神的に成長していく姿が描かれるキャラクターは良いね。ただ、この成長の先が復讐でいずれ払うことになる代償があることに変わりないのが被虐のノエルだ。
前回あえて姿を見せなかった堕天の姿は、カロンとのコンビネーションでついに描写された。最強の敵シーザー相手に勝機を見出す、ここぞという場面での演出はよかった。もっとも、シーザーは力を制御されている状態なので、まだ手強くなるんだろうけど。
ノエルが銃を使うことに少し躊躇いを見せていたのも印象に残った。シビラの件がトラウマになっているのかもしれないが、これもいずれ意味のある描写になっている気がする。
・ボマー(フーゴ):ただの敵から“頼れる仲間”へ
シーズン1ではバロウズの手下として登場したボマー。実はカリスマ性があり、彼を中心とした新たなギャングファミリーが形成されていた。
かつてバロウズに壊滅させられたマフィアの残党たちであり、ノエルとはバロウズへの復讐という利害が一致する関係で仲間になるのは納得。
ギャング周りの登場人物が一気に増えたが、街一つを相手に戦うなら、これくらいの組織が必要になるのは自然な流れだ。
契約の代償で片目と呼吸器が弱っている、あるいは火傷跡のある部分が弱っているのだろうね。
マスクの左レンズだけ度が入っていたり、酸素缶が仕込まれていたりと細かな設定がキャラの深みを増してる。体調的にマスクがあった方がいいんだろうけど、ビジュアルが良いからマスクしないでほしいジレンマ。

そして、リッパーとボマーの家族を巻き込んだ事件は、バロウズとジーノが起こしたものだったことも判明。つまり二人にとってもバロウズとジーノは復讐相手であり、ノエルと目的が一致する。
終盤にはボマーという通り名を捨て、フーゴとして行動することを選ぶ。この変化はとても良かった。
・ジリアン:思い出の中のノエルに縛られた少女
ノエルとの馴れ初めが描かれ、ジリアンの憧れや思いの強さが明らかになる。しかし、それは思い出の中のノエルであり、復讐を誓った今のノエルとは別物だった。
ジリアンは、ノエルがカロンのせいで復讐に走っていると強く思い込み、「ボクの知ってるノエルはこんなことしない……!」と信じて疑わない。今のノエルをまったく見ていなくて、理想を押し付けているのが痛々しい。

流石にこの思い込みの強さはバロウズにそそのかされたとか何かしら影響を受けたものだと思いたいけど、ただジリアンの思い込みが強いだけという可能性があるのが怖いところ。
ここまでノエルを信仰しているなら復讐を手伝うという考えになれば色々解決しそうなのに、復讐をやめさせることに執着するのがまだ違和感あるかな。
自分の家を燃やしたボマーには興味がないのも、ノエル以外はどうでもいいという歪んだ執着が見えた。
煙が晴れているのに気づかなかった描写は代償で視力を失っていることの示唆だろうか?
だとしても完全に失明しているわけではなく、視力が大きく落ちているとかかな。
・今後の予想:戦力は整いつつあるが、敵も強すぎる
ノエルとボマーが堕天し、戦力的には整ってきたように見えるけど、シーザーは力を制御されているだけで本気の姿をまだ見せていないこと、素で強いジーノが魔人化する可能性があったりとノエル側にはまだ決定的な力が足りない。
リッパーが仲間になるとしても、到底戦力バランスがひっくり返ることはないだろうからやっぱり鍵を握るのはジリアンだろうなぁ。ジリアンが仲間に、あるいは戦線離脱するだけでも戦えるようになると思う。
ボマーファミリーがカロンと悪魔の契約結べば何でもありになりそうだけど、契約パワーで押し付け合う展開はあまり見たくないかな。


コメント