短編フリーゲームADV:PLEASE KNOCKとBLUE NIGHT LAUNDROMAT レビュー感想

手軽に遊べそうな短編フリーゲームADVを見つけてプレイしたのでレビュー&感想でも。

制作:polte

1作目『PLEASE KNOCK -before entering my room-』が約15分~30分。2作目『BLUE NIGHT LAUNDROMAT』が30分~60分くらいのボリュームで1作目とはストーリーに繋がりがある。前作をプレイしてなくても遊べると謳われているけどすぐ終わるのでやればいいだろうし正直単品だとよくわからないままになる点が多く残ると思う。
どちらも選択肢とポイント&クリックでゲームを進めていくノベル系で会話劇と実績探しを楽しむゲームになっている。スチルは無し、レトロ風なBGMは雰囲気とマッチしてる。

PLEASE KNOCK

PLEASE KNOCK -before entering my room-』は大学生のクーヤ(主人公)がある事件に巻き込まれる同じ研究室のニトロ先輩を助ける話。
緩い雰囲気の絵柄と雰囲気からいきなり突飛な展開が繰り広げられるし消化不良な部分を残したまま終わるから少々モヤっとする。フリーゲームの短編だし下手に説明が入っても冗長になりそうだからこれでいいかもしれないのと、続編でストーリーが繋がっているから単品では世界観の評価はできないようだ。

BLUE NIGHT LAUNDROMAT

BLUE NIGHT LAUNDROMAT』は怪しいコインランドリーに閉じ込められたマローとニトロが脱出するため協力する話。
前作より探索謎解きのゲーム性が増しているけど登場人物の二人はその場で偶然出会った関係性がないのもあって会話はあんまり弾まないから会話劇としては浅くなっている感じ。クリアするにはちょっとした仕掛けがあるのでわからなかったら製作者が書いたSteamコミュニティガイドのヒント(答え)を見るといい。

・以下ネタバレあり感想

PLEASE KNOCKは単品で何でこんな事件が起こったんだとか、クーヤがロープ持っててニトロ先輩を縛りだす意味のわからなさとかあってストーリーを真面目に理解しようとするのは諦めた。こういうのは無理に理解しようとせず割り切るのが大事だと思ってる。
でも実績解除のための花を選ぶとこは一言二言なりその後の会話に変化があってほしかったかな、本当にただ実績解除の作業になっちゃってたからね。あとタイトルPLEASE KNOCKなのにクリアするルートはノックしないっていうね。

BLUE NIGHT LAUNDROMATはノベルゲーというより普通にポイント&クリックの探索謎解き系になってゲーム性は増したけど前作の雰囲気とはちょっと変わったから違和感も少々。
ドア壊すのに椅子とかカート差し置いてテレビモニターいくの!? って思うとこがあったり、謎解きのとこでカレンダーめくれるの気付かず苦戦したけどポイント&クリック系探索ゲームとしてはちゃんと楽しめた。最後の仕掛けはもう探索グセになってポチポチ連打してたら急に終わっちゃった。
2周目してまで★集めするかってなるとノーヒントで一から見逃したやつ探すのはちょいと面倒くさいと思ってしまうのが難点だろうか。あとメッセージスキップのために1回メニュー開くの手間なんだよね。

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