「ローグライト好きだしもちろん元祖ローグやったことあるよ」って言いたい

あるゲームの影響を受けて作られたゲームが〇〇ライクと呼ばれゲームジャンル化されることがある。
例えばソウルライク(デモンズソウル・ダークソウル)とかヴァンサバライク(ヴァンパイア サバイバーズ)、最近のホットなモノだと8番出口ライク(8番出口)なんかもある。
〇〇ライクとは呼ばれてないけどメトロイドヴァニア(メトロイド+悪魔城)も元となるゲームからジャンル化したものだ。

そんな〇〇ライクと呼ばれるもので最も歴史があるのは恐らくローグライクだと思うのだけど、その元祖となるゲーム『ROUGE』は古すぎてローグライク好きでもプレイしたことがないことは珍しくないし、なんならROUGE(以下ローグ)というゲームが存在すること自体知らない人もいるんだろうな。

かくいう自分も風来のシレン好きでローグライクは好きなジャンルなんだけど元祖ローグはプレイしたことがない。「ローグライク好きなのにローグやったことないの!?」という存在しない幻聴が聞こえてきたので慌ててやってみることにした。

【参考:Game*Spark】そもそも「ローグライク」の「ローグ」って何なのさ?改めて「ローグライク」とは何か見直してみよう

約40年前に学生が作ったものが元祖となるローグで、そこから商業化されたEpyx版と呼ばれるものが現在Steamで購入できる。これが普及しているもので最も元祖に近いバージョンといえるはずだ。
移植&日本語化されたローグクローン2は無料で公開されているけれどバランス調整がされて難易度は少し易しくなっているという話があったし、もうどうせやるならオリジナルに近いものをやってやろうということでEpyx版をプレイしてみることにした。

ゲーム開始!

ゲーム起動して名前入力したらいきなりこの画面。なんだこれ……
画面はほとんど真っ黒でBGMやSEもない。記号とか文字の情報しかないけどセーフモードだとかデバッグ画面ではなくこれがゲーム画面だって!?

つまりこれは風来のシレン6だとこの画面に相当するのだろう。

シレンだとこう

黄色い[‘▼’]がどうやら自キャラ。ローグ唯一の事前知識が自キャラは@で表記されていることくらいだったのだけどEpyx版ではもう変わっているんだね。ちなみに自キャラの左下にあるBはモンスターだった。ローグではモンスターはすべてアルファベット一文字で表記されているようだ。
マニュアルを見るとF2キーを押したらゲーム内で表示されているシンボルの詳細が確認できるようなので見てみる。

F2でアイコン表記を確認

すぐに覚えられそうにないけどF2押せばすぐ見れるから見比べながらやっていこう。

さっそく操作したいがキーボードの矢印キーで上下左右に自キャラは動かせたけど斜め移動は矢印キーでは出来ない。斜め移動の大事さは風来のシレンなどでわかっているからマニュアルとF1キーで見れるキー割り当てで確認する。

キー割り当て

【移動方法】
左移動:h(←)
下移動:j(↓)
上移動:k(↑)
右移動:l(→)
左上移動:y(HOME)
左下移動:b(END)
右上移動:u(PAGE UP)
右下移動:n(PAGE DOWN)

なんだこの見たことないキー割り当て……ターン制だから焦らず慎重に操作すればいいんだけどWASD移動に慣れた操作感覚ではしばらく苦労しそうだ。
道具を使うのも各種キーから派生していくようで、例えば巻物を使うならrキーから手持ちの巻物を選択、装備を変更するにはwキーから手持ちの装備を選択するといった流れで覚えるまでF1押して確認しながらやらないとな。1ターンの操作ミスが命取りになるであろうゲームで雑にボタンは押せないんだ。

未知の敵との遭遇は怖い
未知のモンスターを見つけてもアルファベット表記じゃどんな奴か全然わからん!

英語のマニュアルと睨めっこしても頭に入ってこないのでとにかくやってみる。
すると思ったよりローグは風来のシレンやトルネコの大冒険だった。風来のシレンやトルネコの大冒険の元祖がローグだからそりゃそうなんだけど未識別アイテム、空腹度、視界不明瞭の通路と部屋、隠し通路、罠、やたらハズれる攻撃、モンスターの特性といった慣れ親しんだゲーム性は大体そのままでローグを見やすいグラフィックにして音楽を付けてバランス調整されたリメイク作品が風来のシレンやトルネコの大冒険だと言われても納得しそうになるほどだ。

まだ数回しか挑戦してないけど6階層が最高到達点。26階以降にあるイェンダーの魔除けを持ち帰るという目的があるけど今のとこいけそうな雰囲気はない。

番付

ちなみにトルネコの大冒険の不思議のダンジョンの目的もほぼ同階層の27階にある『しあわせの箱』を拾って持ち帰るというもの。目的のアイテムを拾ったら階段を上って帰らないといけなくて拾わなかったらもっと深くまで潜れるのも同じ。

風来のシレン以上にハズれる攻撃とか落ちてるアイテムの少なさ(運が悪かっただけか?)から運には左右されやすいと思う。食料の管理をしながらしっかり敵を倒してレベルを上げるのが大事なんだろうな。空腹度が数字で確認できないからどれくらいで減ってるのか経験を積んで感覚を身につけないといけないのかな。

モンスターハウスだ!

攻撃がやたらハズれるからモンスターハウスとかで囲まれるとあっさり冒険は終わる。いざというときの状況打開アイテムの確保は必須だけど最初は未識別だしどんな効果のアイテムがあるかもわからない。
モンスターの特性とかアイテムの効果は流石に確認したかったから攻略サイトを検索してみるも大体トップに出てくるのはローグクローン2でその他もバージョン違いなのか完全に正しいといえるものが見つけられなかったのでこうなったら自力で確認していくしかない。

めもめも

というわけで、よく使う操作方法からモンスター、アイテムの効果やらメモりながらやってる。当時のプレイヤーたちもこうやって自力でメモりながら攻略してたのかなあ。

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