少年期の終り & 東方幻想麻雀体験版レビュー:NEXTフェス巡り その4

NEXTフェス体験版巡りその4。

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少年期の終り

少年期の終りは機械とシステムによってすべてのひとが『人間スコア』で評価されている世界を舞台にしたSFアドベンチャー。
主人公ジョバンニは最低の人間スコアを持ちあらゆる行動に制限を設けられ、人間からはいじめられてシステムからは優先度の低い扱いを受けている。それでも入院している家族の医療費を稼ぐためにハッキングスキルを生かして裏バイトをこなしながら生活していたのだが……

人間スコア

序盤の学園生活中のいじめ・暴力描写は重たい。人間スコアがすべてにおいて優先されているため人間どころかシステムも追い打ちをかけるようにジョバンニを追い詰めてくる。序盤プレイしている時点では救いがないように思える。

体験版ではジョバンニが持ち歩いているノートPCを使ってSNSを見たりメッセージのやり取りをしながら物語を進め、必要に応じてハッキング能力で状況を打開していくというもの。
捕まったら即ゲームオーバーになる敵から逃げるパートとかもあった。オートセーブはあるからリスタートはテンポよくできる。

食堂

とある出来事からスコアを高くするため『作り変えよう』と学園のシステムに襲われたジョバンニは人間スコア学内一位の上級生カムパネルラに助けられ、二人は銀河鉄道に乗って宇宙の果てにある紅きサザンクロスを目指すことになる。
体験版はカムパネルラに助けられたところまでだったからどういった経緯で二人が銀河鉄道に乗って紅きサザンクロスを目指すことになるのかわからないけれど、人間スコアによって優劣を付けられる歪んだシステムが支配する世界にジョバンニとカムパネルラがどう向き合っていくのか続きが非常に気になる導入だった。

Steamストアページなどの情報によると2024年9月6日に第1章リリース予定で2ヵ月に1章ずつ更新、全5章構成が予定されているようだ。価格は1500円となっているけど章ごとの追加購入なのか1回購入すれば更新されていくのか明記されているところは見つからなかった。

東方幻想麻雀

東方幻想麻雀は東方Project二次創作ゲームで、過去にPC版がナンバリングシリーズで更新されていて直近の2020年にリリースされていたNintendo Switch版が今回Steam版としてリリースされることになったようだ。

100人以上の東方キャラクターが参戦しそれぞれ特殊能力を使えるイカサマあり麻雀になっている。
東方幻想麻雀4くらいの頃に遊んだことがあるんだけど、マジメに麻雀するのが飽きたときに遊びたくなる相変わらずのハチャメチャ麻雀だ。
『カンしたらドラがモロ乗り』するみたいなシンプルなものから『3巡の間、自分の捨て牌はロンされない』とか『手牌のうち1種類ランダムに赤ドラに変化させる』といったルールを捻じ曲げるド派手な能力まである。

東方幻想麻雀

特殊能力はゲージが溜まったときにそれぞれの発動タイミングで使える。能力やツモ回数によって変わるけどおよそ三局に一回は使える。
特殊能力以外も卓ルールで『すべての数牌に1枚ずつ赤ドラが入る』とか『ツモ和了した場合の点数が倍になる』など豊富にあって麻雀漫画みたいな変則ルールが楽しめる。
また、対局中は東方アレンジ曲が流れるのも東方二次創作らしくていい。

オフラインモードはあるものの麻雀は対人で遊びたくなるものでオンラインゲームとしてプレイ人口の問題を抱えている。配信中の体験版もオンライン対戦できるがゴールデンタイムで対局開始まで数分待つことになった。
クロスプラットフォーム対応を予定しているらしいがNintendo Switch版はゲーム本体3500円でNintendo Switch Onlineに加入していないとオンライン対戦はできない。Steam版はオンライン対戦に別途加入するものはないけどNintendo Switch版同等の本体価格がかかるとしたら中々に厳しい。
これほど派手な特殊能力イカサマ麻雀システムはないにしても雀魂とか無料でプレイ人口の多いオンライン麻雀ゲームがある以上それだけでは大変そうだ。
あとフリー対戦のみでランクマッチやレート制など目指すものがないのも今どきでは物足りないかもしれない。

東方幻想麻雀は2024年内リリース予定。

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