日本ゲーム大賞2025の受賞結果を眺めながら思ったことを書いていきたい。
受賞 | タイトル | 社名 | プラットフォーム |
大賞 | メタファー︓リファンタジオ | 株式会社アトラス | PS5 / PS4 Xbox X/S PC |
優秀賞 | 都市伝説解体センター | 株式会社集英社ゲームズ | Switch PS5 PC |
ロマンシング サガ 2 リベンオブザセブン | 株式会社スクウェア・エニックス | Switch PS5 / PS4 PC | |
ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ… | 株式会社スクウェア・エニックス | Switch PS5 / PS4 Xbox X/S PC | |
真・三國無双 ORIGINS | 株式会社コーエーテクモゲームス | PS5 Xbox X/S PC | |
⾸都⾼バトル | 元気株式会社 | PC | |
⿓が如く8外伝 Pirates in Hawaii | 株式会社セガ | PS5 / PS4 Xbox X/S PC | |
モンスターハンターワイルズ | 株式会社カプコン | PS5 Xbox X/S PC | |
HUNDRED LINE -最終防衛学園- | 株式会社アニプレックス | Switch PC | |
ファンタジーライフi グルグルの⻯と時をぬすむ少⼥ | 株式会社レベルファイブ | Switch PS5 / PS4 Xbox X/S PC | |
ELDEN RING NIGHTREIGN | 株式会社フロム・ソフトウェア | PS5 / PS4 Xbox X/S PC | |
ブレイクスルー賞 | Clair Obscur:Expedition 33 | Kepler Interactive | PS5 Xbox X/S PC |
ムーブメント賞 | Pokémon Trading Card Game Pocket | 株式会社ポケモン | Android iOS |
特別賞 | PlayStation®Store | 株式会社ソニー インタラクティブエンタテインメント |
日本ゲーム大賞は東京ゲームショウと連動して毎年この時期に発表され、今年は2024年4月1日から2025年5月31日までに日本国内で発売されたタイトルが対象となっている。
半分以上は2024年の範囲だから「それって今年だっけ?」と思うタイトルがいくつかあって毎年しっくりこない気分になるのは日本ゲーム大賞の特徴だ。
大賞のメタファーは2024年10月発売だからギリギリ1年経っていないけど、去年の年末にあったThe Game Awardsで選出されているしもはや去年の印象がある。
Nintendo Switch2の発売日(6月5日)にもギリギリかすってないからSwitch2タイトルは当然なし。これで来年の日本ゲーム大賞2026にSwitch2のローンチタイトル、例えば『マリオカートワールド』が受賞したら温度差を感じるかもしれない。東京ゲームショウと連動してるから仕方ないけど、7月か8月まで含めてもうちょっと今年感のあるタイトルが並ぶようにした方がいいと思う。
日本ゲーム大賞という名のとおり、国内の評価や話題性が重視されるから世界規模のThe Game Awardsとは違った結果になってくるのはおもしろい。
『都市伝説解体センター』は個人的にとても満足度が高かったものの、コアな題材とジャンルだし国内選出だからこそ受賞できた部分はあると思う。ロマサガ2とドラクエ3のリメイクタイトルも原作の国内人気からきてそうだ。
大賞・優秀賞11タイトルの内8タイトルは遊んでいるから「いいゲームを選んで遊んでたんだ」という満足感がある。
ただ、メタファーはプレイ中にゲームパスが切れたこと、HUNDRED LINEは快適プレイになるアップデートを待ってたら他のゲームが忙しくなり再開するタイミングを逃したことで、この2つはまだクリアまでやれてないからこの機会に再開したいと思う。
未プレイの中では『首都高バトル』が早期アクセスのタイトルでどちらかといえばマニア向けだと思われるジャンルなのにこの注目度は、これから丁度フルリリース版になるから気になるところ。
ブレイクスルー賞の『Clair Obscur:Expedition 33』もプレイ済み。海外産タイトルで国内ではコアゲーマーに注目されてたって感じかもしれないけど、古風なターン制RPGシステムを現代の完成形の一つに仕上げて世界的に注目されたタイトルとして選出された特別賞扱いだろうね。これも納得。
ムーブメント賞の『Pokémon Trading Card Game Pocket』通称ポケポケは未プレイなので特になし。去年がスイカゲームだったから、普段ゲームをしない人も触れるようなものって考えたらそうなのかも?
特別賞はゲームじゃなくプラットフォームの『PlayStation®Store』。
ゲームビジネスの収益構造に大きな変革をもたらした云々が評価されての受賞らしいけど、おそらくは現物パッケージでゲームを購入するのが当たり前だった時代にダウンロード販売を浸透させたって話だと思う。たしかに自分も初めてダウンロード版ゲームを購入したのはPlayStation®Storeからではある。
ただ、個人的にはゲームをダウンロードして遊ぶって感覚が身に付いたのはフリーゲームをはじめとした同人文化がきっかけで、それがなかったらお金を払って現物のないゲームを購入するのはしばらく抵抗があったかもしれない。
なんにせよ「なんでいま!?」って誰もが思うところだろう。
ゲーム賞は最近遊んだタイトルを振り返ったり、遊び損ねてたけど世間的に評価されたこんなタイトルあるんだってのを見直して手を伸ばすいいきっかけになる。いつも発表されてから「そういえばそんな時期か」ってなるけど、発表前に予想して自分のゲーム評価感が合ってるか確認するのもいいかもね。
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