シンプルなルールとゲーム性、そしてその中毒性からVampire Survivors(以下ヴァンサバ)が大ヒット。それからヴァンサバよりもっと綺麗なグラフィックだったり洗礼されたシステムが搭載されたフォロワーゲームが姿形を変えて色々と出ているけど、なんだかんだヴァンサバがいいやってなりがちなこのジャンルの中で一躍存在感があったBROTATO(本編のみ、DLCなし)をプレイしてみたのでレビュー。
ストーリー概要
ストアページの説明を読むと芋が仲間に救出されるまで宇宙人と戦ってるって設定らしいがゲーム内で語られないからあってないような話。
プレイ前はタマゴかなと思ってたが芋だったらしい。
ゲームの特徴
ゲームの流れはキャラクター選択 → 初期武器選択 → 難易度(ステージ)選択 → ゲーム本編の繰り返し。
キャラクター数はステータスと能力に違いがある40体近く。近接武器の性能が上がるキャラとかシンプルなものから、移動中は攻撃できないけど停止中はダメージ1.5倍+αみたいな特化キャラまでいるからステージ数は少ないけどキャラを変えながら遊び方を変えられる。キャラはゲームプレイ中に条件を達成することで次々アンロックされていく。
初期武器と難易度を選んだらゲーム本編へ。
難易度は全6段階(難易度0~難易度5)で1つクリアするごとに次の難易度がアンロックされる。ウェーブ数やステージギミック的なものに差はなく強い敵が現れてくるようになるだけみたいだから最終的なやり込みに入ると最上位の難易度5を繰り返すことになる。
そしてゲーム本編。
四方八方から敵がやってきて約1分耐えたらレベルアップとショップのフェイズという流れを繰り返すウェーブ制で全20ウェーブ生き残ったらクリアとなる1プレイ約30分のゲーム。
基本的なシステムはヴァンサバで自キャラの操作は移動のみ、攻撃は武器ごとのクールタイム毎に自動で行われる。
敵を倒したら落とす緑色の素材は経験値とお金が兼用されて、レベルアップするとウェーブ終了時に複数候補から得られるボーナスを1つ選択、次にショップで武器やアイテムを購入して次のウェーブに進む。
持てる武器は基本6本までで、一部の特殊キャラは1本だったり12本だったりする。
使用キャラの得意な武器種を選別しながら、ウェーブ毎に使用武器で与えられたダメージ量を確認できるのでイマイチだった武器は売ったり同じ武器を合成してランクを上昇させたりと武器選別と所持金のやり繰りはBrotatoの戦略的なことを考える要素になってる。
持ってるだけでステータスバフや設置物の効果が得られるアイテムは所持数制限がないから所持数やランクに上限のある武器より最終的にはここでどれだけ得意な能力を伸ばせるかが攻略のカギになっていると思う。
もうこれ拾ったらクリアじゃん! くらい飛びぬけたアイテムもあるから手に入れた瞬間やその力で無双したときに得られる高揚感はこのジャンルならではのものが十分に込められていた。
キャラクターで味変できるとはいえステージに差がないのはちょっと飽きやすい点になりそう、ただ下手にステージとギミック増し増しにして複雑になっちゃうとせっかくのシンプルさが濁る恐れがあるからそこは見切っていいのかもね。
ヴァンサバのフォロワーゲームはいくつかプレイしたけども、少なくともこの手のゲームでは美しく綺麗なグラフィックや練り込まれたシステムやストーリーより、難しいことを考えずともシンプルに遊べるのにふとした瞬間ビルドがガチっと上手く嚙み合って最強になれるハチャメチャさが良いんだなって改めて思った。ヴァンサバとはいくつかシステム面に違いはあってもそういう楽しくなれる根っこの部分は今まで遊んだ類似ゲームの中でもBrotatoが最もヴァンサバに近かったんじゃないかな。なんならヴァンサバも初期より最近は進化とかギミックやらシステムが複雑になってきてるからシンプルにわちゃわちゃ遊んで気持ちよくなりたいなら今はBrotatoかもしれないね。
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