海外インディーゲームのDemian: The Ritualをプレイしたのでレビュー。
ポイント&クリック形式の謎解きアドベンチャーで、探索から謎解きに必要なアイテムやヒントを手に入れ攻略が進むにつれ物語が進んでいく。
ゲーム開始時からストーリーの説明はほぼなく、とりあえず少女を操作していることはすぐわかり、何故か森にいて何処かを目指し、怪しげな団体と接触する。
彼女の目的とこの世界の背景は探索と謎解きで手に入る読み物と会話で徐々に明らかになっていく。
不穏な雰囲気とBGM、異形の存在が随所で現れるけど、ビックリさせたり追っかけられたりなホラー要素はなくゲームオーバーもない。謎解きに時間制限がないからじっくり考えて挑むことができる。
謎解きは難易度高めで解けなかったときの救済措置がないので下手したらハマる。というかハマった。
予備知識が必要なものとか、例えば『ドレミファソラシド』が英語で『CDEFGABC』表記になっていることとか、オレンジ色を作るには何色と何色を混ぜるのかとか知らなきゃ無理だ。こういうのはゲーム内で知識を与える情報を出してほしいけど丸わかりなヒントにもなるからバランスは難しいね。
その他にもヒント不足に感じる部分がいくつかあって残念ながら攻略に頼ってしまったが、答えを見ても自力じゃその発想には至れないなと思った。
といった感じで謎解きの相性が個人的に合わなかったけど独特な雰囲気の世界観は悪くなかった。
謎解きの難易度が高いからクリアまでの時間は計りづらいけど、攻略に頼るまで随分と悩む時間が加算されて2時間程度。スムーズに進むなら1時間もあれば終わりそうなボリューム。あと探索具合で分岐するエンディングが2種類ある。
日本語訳はちょっと怪しい部分があるけど謎解きで困るとこはたぶんない。もしかしたらヒント不足に感じているところは原文だったらちゃんと記載されていたってことがあるかもね。
ちなみに今作は元々有料だったが『ゲームとしては完成度が低いため無償に変更します』と最近無料になっている。といっても配信日から3年以上経過してるし、今日3年ちょっと振りに新作『Himantolo』が発売されたからその宣伝も兼ねているんだと思う。
元々その新作のストアページを見て興味が出てから先に無料だったDemian: The Ritualをプレイしてみたんだけど、難易度の相性が悪かったから今は躊躇ってるとこ。いざとなったときの救済措置(攻略サイト)の存在が確認できたらやってみるかも?
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