ゲームボーイアドバンス風な見た目に惹かれた海外インディーズゲーム『Dream Tactics』デモ版をプレイしたみたのでレビュー。
レビュー
夢の世界ドリームワールドの崩壊を救うため、主人公のネルたちがモフモフのピロウ軍団と戦う物語。
ゲームとしてはターン制タクティカルRPGとデッキ構築系を合わせたもの。
自軍ターンに移動とアクションを行い、アクションはあらかじめキャラクターごとに作っておいたデッキから各ターンにランダムで5枚配られるカードを使って戦う。
キャラクターごとに得意な戦術があり、組み合わせで効果を上昇させるコンボができるデッキ構築系の特徴を取り入れている。
各キャラクター15枚のデッキで、カードの引き直しをする権利が毎ターン補充されるから運任せな感じはあまりしない。むしろ大体やりたいことができてしまっているから、このゲーム性にするならランダム要素はもっとあってもいいと思うくらいだ。
デモ版だと3~4枚持ってる汎用カードばかりだからそう感じたけど、強力な1枚だけのレアカードを引くかどうかで行動が変わるとかあるかもしれないね。
キャラクターごとに得意な戦術があるけど、お互いにシナジーがあるわけではなさそうで誰かの戦術に合わせたデッキ構築になりそうだ。
『ネル』は疲労デバフを付与することで追加ダメージや回復を行い、『ルナ』はニンジンのバフを得るたびに強くなり、『ソフィー』は2種類のバフを切り替えながら戦うといった感じでそれぞれ軸とするバフ・デバフが異なるので、ネル軸にするならルナとソフィーも疲労を付与するカードをセットした方がいいんだろうな。
敵のピロウ軍団にどれだけバリエーションがあって戦略を切り替える必要をどれだけ求められるかによるけど、あれこれデッキ構築を切り替えながら試してみたくなりそうだし、デッキのセット保存はほしいね。
戦闘以外はフィールドを自由に探索し、宝箱や破壊したタルからアイテムを見つけたり、買い物でアイテムを購入したりできる。
デモ版をしている限りではアイテムを入手できる寄り道は少しあるものの基本的には一本道っぽい。
全滅したらやり直しのパーマデスになる難易度もあるから全体のボリュームはそうでもないのかな。ただ、パーマデス難易度でもセーブは複数作れるし戦闘中に降参をするとチェックポイントからやり直しできるため抜け道のある設定になっているのは微妙かも。
特徴的なゲームボーイアドバンス風のグラフィックとフォント。
ピクセルフォントは味があるとはいえ一部文字が潰れて読みづらいとこもある。設定でピクセルフォントのON/OFFがあるのでプレイしにくかったら変更できる。
その他にも、行動がすべて終わったら自動でターン終了のON/OFFとかこのジャンルでほしくなる設定もしっかりある。
デモ版の範囲では初期デッキでもクリアできてしまうし敵のバリエーションもそんなになくて少々物足りなかったから、製品版で敵によってデッキ構築を悩ませてくれるくらいのバランスになってるといいな。製品版は来月4月16日配信予定。
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