状態呪詛と魔札『原初』について:HADES II 攻略メモ

状態呪詛と魔札『原初』

状態呪詛はオリュンポスの神々ごとに功徳で与えられる状態異常のこと。
この状態呪詛の各性能と使い勝手について考えてみる。

状態呪詛を考える理由として魔札『原初』の存在がある。

魔札: 原初

状態呪詛を2点以上付与させるだけで与ダメージにボーナスがかかり、その付与率も高い。強化すれば+50%にもなるので原初をベースにビルドを組むのは大いにありだ。

ゼウス:雷電

この呪詛にかかった標的は、120のダメージを受けたのち、または4秒後に稲妻に討たれる

稲妻が落ちる条件は2つあるが、4秒後は遅すぎてメイン火力になり得ないので考えない。
120ダメージという条件は序盤エリアの雑魚敵だと発動する前に倒してしまうことがあるため、アーマー持ちの雑魚敵やボス戦向けになってくる。
他の功徳でダメージが出せるようになってから真価を発揮する大器晩成能力で、単品で火力を出す性能じゃないから中級者以上向けかもしれない。誓約で敵HPを増やすようになったら発動機会も増えるだろう。

雷電を付与する功徳
・通常攻撃『天の一撃』
・特殊攻撃『天の大技』

通常攻撃と特殊攻撃で付与できるので維持はしやすく、魔札『原初』との相性は良さそう。

シナジーのある功徳
・電弧(ゼウス)
・麗しの電光(アフロディテとのデュオ功徳)
・熱力学(ヘスティアとのデュオ功徳)

電弧があるならΩ技をメインに立ち回るといい。
雷電は1発のダメージが大きめなのでダメージボーナス+〇〇%系と相性が良い。

ポセイドン:足滑り

攻撃が命中すると、この呪詛にかかった標的は25%の確率で50のダメージを受ける(3秒間)

攻撃を命中させるたびに追加ダメージチャンスとなるので手数が多い武具が有用。
通常攻撃『荒波の一撃』や特殊攻撃『荒波の大技』では付与できない状態呪詛なので、足滑りをメインにビルドを組むことはほぼないと思われる。
水しぶきをメイン運用しているときに『濡れそぼった甲板』が手に入ったら足滑り状態を維持しやすくなり、足滑りを維持できるならヘルメスの『成功率』も狙ってみるとおもしろくなる。

足滑りを付与する功徳
・魔陣『高波の環』
・水しぶきの追加で付与『濡れそぼった甲板』

魔陣だけで十分だが、水しぶき運用中に『濡れそぼった甲板』が手に入れば維持は容易くなる。そもそも維持しないと使い物にならない状態呪詛である。

シナジーのある功徳
・水しぶき付与全般(濡れそぼった甲板を持っているとき)
・成功率(ヘルメス)
・高圧電流(ゼウスとのデュオ功徳)
・灼熱の蒸気(ヘパイストスとのデュオ功徳)

足滑り効果中に雷で与えるダメージが増えるとか、炎効果が命中するたびに熱蒸気ダメージを与えるなど足滑り単体の性能アップはないので、シナジーに合わせた立ち回りの運用になる。

デメテル:凍結

この呪詛にかかった標的は、2秒間動きが止まる。10秒後に再度付与できる。

動きを止める能力は強力なものの効果時間は短く、再度付与までの時間が長めなので、1回の凍結中に倒し切れる雑魚戦向きな状態呪詛。
他の状態呪詛とシナジーのある効果も、凍結のかかっている時間が限られていることからタイミングを合わせる運用は慣れるまで難しい。

凍結を付与する功徳
・通常攻撃『氷の一撃』
・特殊攻撃『氷の大技』
・魔陣『凍てつく環』

メイン技どれでも付与できるが、再度付与までの長さから複数持っていても無駄になるため1つあれば十分。

シナジーのある功徳
・低温保存(デメテル)
・冬の幸(デメテル)
・冬の嵐(ゼウスとのデュオ功徳)
・凍傷(ヘスティアとのデュオ功徳)
・氷の強打(ヘパイストスとのデュオ功徳)

デュオ功徳は効果の短い凍結と他の功徳を合わせる必要がある。氷の強打はヘパイストスの爆風もリチャージ時間があるため運用は特に難しい。凍結の持続時間が長くなる低温保存があれば扱いやすくはなる。

アポロン:目眩まし

この呪詛にかかった標的は、攻撃で与えるダメージが20%の確率でゼロになる(9秒間)

20%回避は期待値がそれなりに高く、アフロディテの腕力低下やヘパイストスのダメージカット・アーマー付与と合わせるとゴリ押し性能が高くなる。
目眩ましは効果時間が長いため原初と相性が良く、灼熱の後光のダメージボーナスも大きいのでこれも合わせて使うとかなりの火力アップになる。

目眩ましを付与する功徳
・魔陣『陽光の環』
・疾走『目映い健脚』
・被ダメージ時『目映き神撃』
・通常攻撃の確率追加『眩しき武勇』

安定して付与できるのは魔陣と疾走で、陽光の環は魔陣消滅時にダメージを与えるため、煌光の漲り(アポロン)+勝者の魔法円(ヘルメス)の組み合わせは良さげ。

シナジーのある功徳
・灼熱の後光(アポロン)
・煌光の漲り(アポロン)+勝者の魔法円(ヘルメス)
・鳳凰の表羽(ヘスティアとのデュオ功徳)
・不意打ちの目覚まし(ヘパイストスのデュオ功徳)
・他の回避功徳やアーマー付与功徳

灼熱の後光はダメージアップ量が大きいので取れたら積極的に背後に回る立ち回りをしたい。
原初を発動させつつ他の回避(ヘスティア)、アーマー(ヘパイストス)功徳と組み合わさったならゴリ押し気味でもいい。

アフロディテ:腕力低下

この呪詛にかかった標的は、攻撃で与えるダメージが30%以上低下する(最短、1秒間)

一見被ダメージを軽減する防御特化性能で火力アップにはならないが、功徳との組み合わせと立ち回りで十分な火力アップ状態呪詛になり得る。
ゴリ押し性能が上がるので冥府の賜やネメシスの乱入、制約で時間制限を設けたときなどに真価を発揮してくる。また、被ダメージの大きいエリアボスや誓約で被ダメージを増やすと影響も増えてくるのでやり込みに入るほど効果は大きい。

腕力低下を付与する功徳
・魔陣『狂喜の環』
・ダッシュ『激情の俊足』
・近くの敵に自動付与『美の漲り』

付与する条件から基本的には敵と接近したいので、武具にもよるが通常攻撃をベースに戦うことになる。

シナジーのある功徳
・折れた心(アフロディテ)
・耽溺(アフロディテ)
・情緒不安定(アフロディテ)
・逃避行(ポセイドンとのデュオ功徳)
・燃え盛る欲望(ヘスティアとのデュオ功徳)
・ダメージカットやアーマー付与(ヘパイストスなど)

どれと組み合わせてもシンプル強化でわかりやすい。
レジェンダリー枠『情緒不安定』が入手できたら腕力付与だけで原初が発動するので狙ってみるのもいい。

ヘスティア:炭化

この呪詛にかかった標的は、炭化により毎秒100のダメージを受ける

付与する手段とシナジー功徳が豊富。さらに、単品でも火力があるため非常に使いやすい。
炭化説明分の『毎秒100のダメージを受ける』はDPS100の意味(1秒あたり100ダメージを与えられる速度で継続ダメージ)で、実際のダメージ量は各功徳の炭化ダメージによる。

炭化を付与する功徳
・通常攻撃『猛火の一撃』
・特殊攻撃『猛火の大技』
・魔陣『燻りの環』
・レジェンダリー『炎使いの足取り』
・デュオ功徳『熱力学』

メイン技どれでも付与可能で、複数あっても継続ダメージを続けやすくなるので無駄にならない。手数の少ない武具だと維持できない瞬間ができるので手数の多い武具向き。

シナジーのある功徳
・自然発火(ヘスティア)
・火鍋(ヘスティア)
・操火術(ヘスティア)
・炎使いの足取り(ヘスティア)
・熱力学(ゼウスとのデュオ功徳)
・凍傷(デメテルとのデュオ功徳)
・燃え盛る欲望(アフロディテとのデュオ功徳)

ヘスティア内のシナジーが多いため賜物: ついえぬ残り火で集めまくってもいい。凍傷は炭化効果が消滅するので原初を運用するなら他の状態呪詛がほしくなる。

ヘラ:結束

この呪詛にかかった標的は、同じ呪詛にかかった他の標的が受けたダメージの30%を受ける(8秒間)

複数の敵に呪詛を付与することで効果を発揮するので雑魚戦向き。とはいえ、ボスも雑魚召喚するので使えないことはない。
状態呪詛の中では効果時間が長く、効果中に付けなおしもできるため状態呪詛の維持が簡単で原初との相性は良い。

結束を付与する功徳
・通常攻撃『誓いの一撃』
・特殊攻撃『誓いの大技』
・魔陣『婚約指輪』
・疾走『絆の疾走』

効果時間が長く維持はしやすいため、付与する手段は多いが複数あっても無駄になりやすい。

シナジーのある功徳
・遺志(ヘラ)
・禍根の世襲(ヘラ)
・白熱のオーラ(ヘスティアとのデュオ功徳)

白熱のオーラはマナ回復の頻度が多いヘスティアやアフロディテのマナ回復功徳と組み合わせるといい。

アレス:負傷

標的にこの呪詛がかかると、その攻撃の素力が+50になる。3秒後に再度付与できる

説明分を素直に読むと『負傷が付与されている間は素力+50』というぶっ壊れた性能にも読めるが、実際は負傷を付与するときの攻撃が素力+50ダメージになり、3秒間の負傷状態中は何も効果がなくて負傷状態が切れたら再度素力+50の攻撃ができるという仕様。つまりは『3秒に1回素力+50ダメージ』になる。
なので、手数の多い武具が優遇されがちな中で負傷は関係ないのが特徴。

負傷を付与する功徳
・通常攻撃『猛威の一撃』
・特殊攻撃『猛威の大技』

負傷を付与する通常攻撃か特殊攻撃の素力を上げることになるので、他のダメージボーナス功徳やダイダロスの槌と組み合わせたい。
しかし、負傷を付与するときの素力+50攻撃をするときは状態呪詛がない状態なので、原初のダメージボーナスを乗せるには負傷以外に2種の状態呪詛が必要になる。

シナジーのある功徳
・大量出血(アレス)
・痛烈な一打(アレス)
・恥辱(ゼウスとのデュオ功徳)

まだ使ったことないけど、恥辱の『負傷効果を付与すると、ダメージを受けたあとで発動するタイプの効果もすべて発動する』はかなりロマンを感じる。

アルテミス:マーキング

この呪詛にかかった標的は、+30%の確率でクリティカルダメージを受ける(6秒間)

効果時間は6秒間あり、クリティカルダメージが発動すると付けなおしになるので期待値は高いが一度切れたら再度マーキングするまでしばらく(コモンで20秒)の間隔が必要になる。
そもそも賜物でアルテミスの遭遇率を上げることは出来ず、付与できる功徳も1つなので狙うのは難しいから手に入ったらラッキーくらいのもの。

マーキングを付与する功徳
・無作為の敵に付与『死亡宣告』

30%のクリティカルを発生を切らさず継続させたいので手数武具が有用。

シナジーのある功徳
直接シナジーのある功徳はなさそうだけど、手数の増えるヘルメス功徳やダイダロスの槌はあり。
魔札『女魔術師』+『夜』のΩ技でクリティカルを狙うのもいい。

ディオニュソス:二日酔い

この呪詛にかかった標的は、継続的にダメージを受ける(4秒間)

継続ダメージ量は多めで、Ω技で付与することから他の状態呪詛と枠を奪い合わないのが優秀。ただ、アルテミスと同じく賜物で遭遇率を上げることは出来ず、付与できる功徳は1つなので手に入ったらラッキー。

二日酔いを付与する功徳
・Ω技『酩酊』

Ω技で状態呪詛を付与できる珍しい功徳。とりあえず付与しておけばダメージソースになる。

シナジーのある功徳
アルテミスと同じくΩ技を強化するヘルメス功徳、ダイダロスの槌、魔札あたりが有用。

セレネ:変異

この呪詛にかかった標的は、80のダメージを受け、無力な動物に姿を変える(4秒間)

セレネの降月術『宵闇の呪い』で付与できる状態呪詛。
降月術で状態呪詛の維持は難しいのでシナジーなどは考えない。

セレネ:光輝

この呪詛にかかった標的は、Ω技命中に受けるダメージが+50%になる(8秒間)

セレネの降月術『落天』で付与できる状態呪詛。
まだ使ったことはないけど武具: 漆黒甲のセレネの態で持ち込めるので戦術に組むことはできそうだ。

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