まえがき
先日のNEXTフェス巡りしたあとも気になるものがないか漁っていたので、印象に残ったものを残しておこう。
【関連記事】Revolgear Zero / アポロのソナタ / 炎姫:NEXTフェス巡り
【関連記事】ゆんゆん電波シンドローム他:ウィッシュリストに入れてた体験版を遊んだ感想
勇者パーティはぜんめつしました。
迷宮の奥深くで力を失い実質的に”ぜんめつ”してしまった勇者パーティを一兵士のプレイヤーが救おうとするダンジョン探索ADV。
「はい」か「いいえ」しか喋れず無邪気に行動する勇者、MPが尽きた魔法使い、身体が人形になった戦士、邪教信仰に堕ちた僧侶というボロボロの勇者パーティ。とても全員行動できる状態じゃないので、一人だけ連れて共に迷宮からの脱出を目指す。

ゲームとしては、ランダム性のあるルート選択でバトルやトラップイベントが発生するローグライト系。バトルは消耗する装備をやり繰りしながら戦うリソース管理が大事なゲーム性になっている。
どう足掻いてもジリ貧になる過酷な環境、トラップで突然の死など理不尽な要素はあるけど”呪い”の力でリトライすることができる。が、”呪い”の力を集めた末に無事でいられるかはわからない。

テキスト量が豊富で体験版をプレイした範囲では『ストーリー6:ダンジョン探索ADV4』という印象。意味ありげな伏線っぽい設定もあるようだったし、ただのダンジョン探索ADVに収まらない何か惹かれるものがありそうだったら製品版にも手を出したいと思う。
病能探偵 Psycho-Sleuth
世界を支配している謎の宗教組織が行うデスゲームに勝利すれば神になれるというミステリーADV。
殺人がバレなければ勝利のルール、そして調査パートや推理バトル、マンガ形式の事件振り返り演出などダンガンロンパのフォロワーだろうことはわかる。

登場人物たちはそれぞれ何らかの精神疾患や認知障害を患い、その障害を他社にも伝染させる『病脳者』というのが特徴。一見不可能な事件から、誰の病脳だったら可能になるのか見抜く推理ゲームになるのだと思う。
そんな設定だから主人公の見たものが当てにならない叙述トリックし放題な世界で、なんなら主人公の病脳が最も厄介でプレイヤーからしたら何も信じられない。
体験版でプレイした1章の事件はいろいろと「そうなるか?」と疑問が残る部分があったから不安はあるけど、病脳者の設定とかおもしろい題材はあるからこの先もチェックしておきたい。
※最後に体験版で腑に落ちなかったことざっくりメモ。ネタバレ注意。
・Xは何で隠れてた? 絆はXが隠れていたことを知ってたのか?
・絆の行動はレナの強迫性障害があること前提のように見えるがいつ知った?
・絆が初動でライルを殺さず気絶ですましたのは何故? 結局その後襲ってきたし始末する気なら気絶してる間にやっておけばよかった。
・絆の認知障害で左側にある返り血に気づかなかったというけど、ライルから見たら向かって右側になる。左手側なのが大事なのか設定がわかりにくい。
・あれだけ返り血浴びてたのに床が綺麗なのなんでよ。燃やした服で拭くにしても血がそんな綺麗に拭けるか。
・絆は浄化炉のハンドル左側が認識できないはずなのにレナに起動するよう指示できるのか?
・そもそもライルとレナが互いを疑うことないから1章の事件はどう足掻いても絆が犯人にされる。
・うっかり1章で絆が勝ったら他の登場人物たちが参加する間もなくデスゲームは終わったのか?
等々、疑問を挙げてたら絆は理が用意したチュートリアル用の演者で勝つことがないよう進められていたという方が納得できる。あるいは、実はこの事件にはまだ隠された秘密があるって話だけど、これはアップデート予告で『実はこの章の本当の真相は後の物語で明かされる予定です。どうかご期待ください!』と公式ネタバレをされたので後者かもしれない。
コメント