まえがき
アーリーアクセス版をプレイしたことのあるドラゴン娘育成ゲームDRAPLINE(ドラプリン)。約1年3ヶ月経ち、ついに正式版がリリースされ改めてプレイしたので感想を書きたい。
アーリーアクセス版プレイ時のレビュー記事を引用しつつ、アーリー期間中と正式版の新シナリオなどの新要素について思ったことを追記していく。
レビュー
◆ストーリー概要
ひょんなことから幼いドラゴン娘を育てることになった主人公。しかし彼女はただのドラゴンではなく、世界に災いが迫ったときに生まれる特別な存在、災厄を討つための『神竜』だった。
食料から岩や島まで何でも食べて強くなる神竜を育て、1年後に訪れる災いに立ち向かうことが目的となる。

【旧シナリオのネタバレが含まれるため折り畳み】1週目(約1~2時間)の内容が含まれるストーリー概要
災いの前兆として現れた謎の竜『災竜』を退けて世界を救うも、災竜が言い残したとおり、神竜の食欲と凶暴性は増し続けていく。 自分を抑えられなくなった神竜は世界を離れ、災竜たちと共に去ってしまう。
プレイヤーはこの世界と災竜のことをもっとよく知って、神竜を逃れられない運命から救うため、時空の壁を越えて神竜と出会った時間をやり直すことになる。
◆ゲームの流れ
1週間単位で行動を選択する育成シミュレーションで、基本的な流れは以下の3ステップ。
①ご飯をあげる
②行動を選ぶ(交流、戦闘など)
③報酬を得る
これらに加えて、固定イベント・ランダムイベント、ボス戦が随所で挟まってくる。
①神竜は食べることで成長する。食べ物によって上昇するステータスが異なり、レアリティが高いほど効果は上がるが食費もかかる。メリットの代わりにデメリットがある食べ物もあり、所持金と育成方針のバランスを考えることになる。

②行動力を使って住民との交流や小さな災い(雑魚戦)との戦闘をこなして報酬を得る。
住民と交流して好感度を上げると様々なボーナスを得られ、特定のステータスを伸ばしたり、高レアリティのスキルを獲得しやすくなるため、育成方針に合わせて誰と交流するか選ぶ戦略性がある。
行動力がなくなったら休んで回復することも必要。

③行動が終わったらお金、戦闘用のスキルやアイテムなど報酬を得る。

この流れを繰り返しながら、3ヶ月ごとに訪れるボス戦を攻略して、最終的に1年(48週)後のラスボス撃破を目指す。
周回プレイが前提のゲームになっているが、
・毎週のご飯
・交流できる住民
・スキル選択
・出現ボス
・ランダムイベント
等々ランダム要素が多く、周回でも飽きにくい構造になっている。
善悪の区別がつかない無垢なドラゴン娘は時に村人だって食べようとする。どう育てるかはプレイヤー次第。

◆育成、バトル関連について
戦闘はターン制で、事前にセットした4つのアクションスキルで戦う形式。
ステータス、パッシブスキル、アーティファクト(持っているだけで効果のあるバフアイテム)と相性の良いアクションスキルをセットし、組み合わせが噛み合ったときの爆発力が非常に気持ちいい。

例えば【6回攻撃スキル】の攻撃1回ごとに【追加攻撃】と【デバフ効果の抽選】が発生し、デバフ効果が入ると【追加バフ】が発生! みたいなコンボが連鎖してボスを1~2ターンで倒せる爽快感を味わえたりする。
ゲーム内ライブラリを見ると、こうしたシナジーを狙える組み合わせがざっと見ても多数あり、デッキ構築型ローグライト的な楽しみがあるのがわかる。
ボスごとに得意戦術と行動パターンが異なり、3ヵ月前にどんなタイプのボスが来るのか予告されるため、次のボスに備えてスキルやアイテムを準備する計画性も求められる。
アーリーアクセス初期の時点でも育成・バトル関連は十分に面白かったものの、戦闘に影響を与えるスキルやギミック(シナジー、アーティファクト等)、イベント、ボスの種類がまだ少なくて、数周で満足しちゃいそうな懸念はあった。
それがアーリーアクセス期間中に大量の追加要素、バランス調整、9段階の高難易度モードが実装され、周回プレイの満足度は大きく向上していた。
強いドラゴン娘を育てるだけのゲームではなく、1周プレイでは判明しない伏線や謎が散らばめられ、周回することで物語の全貌が明らかになる構造が好きな人にはとことん刺さると思う。
正式版で追加された新シナリオは、これまでの伏線を丁寧に回収しつつ、物語として良い着地をしてくれたと感じた。
最後に個人的に気になった所だけ挙げておくと、新シナリオ(DRAGON’S DISCIPLINE)が開放されたら旧シナリオ(DAYS OF TORNADO)を遊ぶ理由があまりなさそうなことと、RULE/WILD(善悪パラメータみたいなもの)がもっと戦闘や神竜の性格に影響を与えたり、エンディング分岐条件になってたりしてくれたらよかったかなと感じた。


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