Valveのトイレゲーム:Aperture Desk Jobレビュー

Steamを運営するValveの無料短編ゲーム『Aperture Desk Job』。
どうもSteam Deckのために製作されたらしいので、せっかく持ってるからにはやっておこうとSteam Deckでインストール。

Aperture Desk Jobレビュー

Steam Deckのためにという話はその通りで、プレイ画面の手前にあるデスクにはSteam Deckのボタンに対応するガジェットがあり、30分という短いゲーム時間の中で全てのボタンを操作させるよう誘導してくる。

Aperture Desk Jobデスクトップ

各ボタンの操作だけでなく、『Steamボタン+R1』のスクリーンショットと『Steamボタン+X』のキーボード表示という最も使用するであろうコマンドや、マイク音声入力、タッチスクリーン操作による署名という従来のマウスキーボードやゲームパッド操作にないSteam Deckならではの操作がある。

前述の通りゲーム時間は30分程度でエンディング。
移動はなし、やることやったら場面転換するもので公式ではウォーキングしないウォーキングシミュレーター(体験・探索ジャンル)と言っている。
指示された通りにボタンを押して、トイレの点検をして、こっそり改造されたトイレで革命を起こすだけだ。

Aperture Desk Jobトイレ

正直ゲームとして特におもしろいことはないのだけど、舞台であるAperture Science社は名作Portalに登場する企業でPortalの世界観を広げる物語になっているらしい。
ボクがPortalとまた同じ世界観を共有するHalf-Lifeともに未プレイだからストーリーにピンと来てないだけで、繋がりのあるこれらをプレイしていて続編を望んでいたファンには嬉しい設定があるかもしれない。(公式文にPortal3ではありません!と注釈はあるが)
あとはトイレへの謎のこだわりだろうか。Valveだけにトイレには思う所があるのかもしれない。

操作説明書のないSteam Deckは、手元に届いても細かい操作やショートカットコマンドがわからず最初に調べるハメになったのだけど、Aperture Desk Jobを先にプレイしていたら大体解決していただろうからプリインストールしておいてもいいくらいの導入ソフトだね。
今後、タッチスクリーンやトラックパッドを利用するSteam Deck向けに作られるゲームは出てくるのかな?

コメント