ほんのり温かい日常を描く『コーヒートーク エピソード2』プレイ日記

壮大な冒険も激しい戦闘も今はいらない。穏やかな日常と温かいコーヒーが一杯あればいい。
そんな気分になってプレイしたくなった『コーヒートーク』。

前作はプレイ済みで、今回はエピソード2。
深夜のみ営業するコーヒーショップのバリスタとなって、訪れる客に飲み物を提供しながら会話を楽しむ物語は変わらず、続編ではなくエピソード2という扱いなので舞台、登場人物などはそのまま引き継がれ、基本的には前作のプレイが前提ではある。
とはいえ、コーヒーショップの日常を描いているだけなので今作からプレイして何もわからないかといえばそういうこともない。

客からの注文に応じて、3つの素材を選んで飲み物を作る流れもそのまま。
エピソード2から選べる素材が増えていて、追加された青色のブルーピーと赤色のハイビスカスは見た目のインパクトが強く、馴染みのない飲み物に対応するのは難しかった。

コーヒー作り

おおよそは具体的に「アレとコレを入れてくれ」って注文されるからいいけど、たまにふんわりとした注文がくることもある。注文通りの飲み物を提供できなくても「これはこれで美味しい」みたいなフォローをしてくれて会話は続くけれど、バリスタになっているからには喜んでもらいたいものだよね。

新たな要素として『預かり物』がある。
預かった物や忘れ物など、飲み物を提供するとき一緒に出すことで会話に変化があるというものなんだけど、渡すべきタイミングで渡さないと実績解除が出てくるからそれで正解がわかるのがおかしかった。

預かり物

続投の登場人物は多いが前作から3年が経過しているから、人間関係や外見に変化がある人物もいる。それら追うのは楽しみだった。はじめる前は前作の登場人物のことをすっかり忘れていたけど、サキュバスやエルフ、人狼、吸血鬼といった多様な種族たちは外見から個性的だから憶えがあり、どんな人物だったかも会話とSNSを通じてすぐに思い出せた。

多様な種族

前作の中心人物でもあったフレイヤは取材旅行に出ていて不在。
常連で大体の人の会話に混ざってきた彼女がいないだけで、会話の進み方が違うように感じられた。

エピソード2も前作同様、バリスタ自身は客に飲み物を提供しながら話の聞き手になる役割で物語の中心にはいないけど、このゲームは日常の小さな進展や変化に触れる機会を提供してくれる。
居心地のいいコーヒーショップの雰囲気と共に、日常の中のほんのり温かいひととき味わいたいとき店名でもあるコーヒートークをまた訪れにこよう。

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