海外ゲームの日本語化をもっと増やすためにできること

先月のAUTOMATON(ゲーム情報サイト)の記事。
「Steamで日本語対応してほしいゲームと、その費用に払ってもいい金額シート」が作成され、さっそく盛況。作成者に聞いた“本当の狙い”

日本語化を希望する海外のゲームタイトルとその日本語化にどれだけ出資できるかを入力できるGoogleスプレッドシートが公開された。公開2時間で早くも約20タイトルが記入されていたようだけど、今では400タイトル以上が記入されている(重複タイトルもあるが)。

ボク自身も、海外産ゲームを遊ぶことは多くて、公式・非公式(有志による翻訳)による日本語は使わせてもらっている。日本語化なんて日本人しか求めていないもので世界的にみたら限られた需要だろうに本当にありがたい話だ。

ただ、このスプレッドシートに要望を書いたからと言って翻訳を開始するわけでなく、翻訳されたとして支払いの義務が発生するわけでもない。それだと何の意味もないものに見えるけど、これの本当の目的はニーズの調査にあるという。
だからゲームタイトルは重複してもいいし、なんなら重複すればそれだけ需要があるというわけだからアピールになるわけだ。

言語を追加するのはただ翻訳すればいいというわけじゃない。
ゲームの内容によっては文化的な違いとか言語独特の表現方法があって変更が必要な部分がでてくる。
例えば以下の記事みたいにダブルミーニングとかダジャレなど言葉遊びを使っていたら言語が変わったとき、そのままは使えない。

『UNDERTALE』ダジャレに泣きダジャレに笑う 翻訳者を悩ませる言葉遊び【ゲームで英語漬け#64】(Game Spark)

スケルトンなだけに

AIや自動翻訳の精度がどんどん上がってきているから翻訳されるゲームは増えてくると思うけど、こういったことがあるし、ゲームの内容に応じた表現があるから最終的にそのゲームをよく理解した人間の修正が必要だろうね。

これだけ労力が必要なのだから、ゲーム開発者側としてもある程度は需要があるとわかっている言語に対応していきたいと思うのは当然だ。
趣味や実績作りといった理由で翻訳・無料配布してくれる有志だって、せっかくなら需要があって多くの人が触れてくれるゲームがいいだろうしね。

日本語化されていないから興味がない。興味がないから翻訳されない。
この関係を打開すべく少しでも気になっている未翻訳のゲームがあるのなら今回のスプレッドシートに記入するなり、Steamコミュニティへ日本語化の要望を書き込むなり、ウィッシュリストに入れるだけでも日本人が海外のゲームに興味を持っていることのアピールになるとのことだからやっていこう。
それでもし、翻訳されて遊べたのならレビューとか感想を書いてお礼をしよう。

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