シロナガス島への帰還:序章~二章プレイメモ

個人開発のミステリーアドベンチャーゲームシロナガス島への帰還をプレイし始めた。
この手のゲームはメモをしっかり取りながら遊びたい性質なので、現時点(序章~二章)の考察や気になる点のメモを書き残していく。

プレイメモ1:序章~二章
プレイメモ2:三章
プレイメモ3:四章
プレイメモ4:五章
プレイメモ5:六章~終章

※ネタバレあり。既プレイ推奨。
あくまで個人的なメモで思い込みや勘違い、ミスリードに引っ掛かった考察が含まれる恐れがあります。

キャラクター

二章までの登場人物。

池田戦

池田 戦
ニューヨークでそれなりに名の知れた探偵

出雲崎ねね子

出雲崎ねね子
一度見たものを完全に記憶できる
初対面の相手とまともに話すことができないコミュ障

エイダ・ヒギンズ
池田に父親の素行調査をしていた

ロイ・ヒギンズ
エイダの父
素行調査の対象

ダン・レイモンド
シロナガス島の当主

アキラ・エッジワース

アキラ・エッジワース
気が強い女の子

ジゼル・リード
アキラの従者

リール・ベクスター

リール・ベクスター
内科医の医者

ジェイコブ・ラトランド

ジェイコブ・ラトランド
シロナガス島について何か知ってる風な男その1

トマス・ハリントン

トマス・ハリントン
シロナガス島について何か知ってる風な男その2

アウロラ・ラヴィーリャ

アウロラ・ラヴィーリャ
天涯孤独の人懐っこい女の子

アレックス・ウェルナー

アレックス・ウェルナー
池田の悪評を知っていた少年

ヴィンセント・スウィフト

ヴィンセント・スウィフト
執事

アビゲイル・エリスン

アビゲイル・エリスン
メイド

序章

どういった関係と経緯かわからないが、日本からやって来るねね子を池田がジョン・F・ケネディ空港まで迎えに来た所からはじまる。

池田は依頼人エイダ・ヒギンズに呼ばれて屋敷へ。
何かに怯えていたエイダの父ロイ・ヒギンズの素行調査をしていたが、そのロイが首吊り自殺。
遺言状とシロナガス島への招待状を発見し、エイダからの依頼で池田は代理人としてシロナガス島へ行くことになる。

・導入の夢「このままだと……大変なことに……もう時間が……ない……この世界は……」
ボイスはアップデートによる後付けだけど、今となってはボイスでこのセリフがねね子であることがわかる。

・空港の電光掲示板に表示されたThis World is not Real(この世界は現実ではない)
夢の話と合わせて早速ループか、虚構の世界か、SFファンタジー的なものを匂わせられる。

この世界は現実ではない

・「内臓に気をつけろ」
ロイが微睡んでうなされていたときの言葉だから誰かに向けた言葉ではない?

・遺言状とシロナガス島への招待状

【遺言状】

遺言状

【シロナガス島への招待状】

招待状

それと『隔離区画レベル2』のICチップ付きカード。
シロナガス島に関する何らかの理由で自殺したと思われるけど、招待状を一緒にしているってことはロイはエイダに代理人としてシロナガス島へ行ってほしかったんだろうか?
でも本棚の本の間に挟んでいるからすぐに気づくとも限らない。ねね子の完全記憶ですぐに発見されたけど本来はもっと後、招待状の期日が過ぎたあとで見つけられる予定だった?

一章

シロナガス島へ向かう豪華客船で同じく招待された面子と顔合わせ。
シロナガス島へ到着後、ルイ・アソシエ(ホテル)で先に着いていた残りの面子と屋敷の関係者とも出会う。

・船で出会った人物
招待客で同じ船に乗っていたのはアキラ、ジゼル、リール、ジェイコブ、トマス。屋敷でアウロラ、アレックスと合流。
他に来客もいないであろう孤島への船移動で他の招待客と別々なのは? 先に屋敷にいたアウロラとアレックスはもっと前から島にいたとか?

・招待客と代理人
招待されたのは池田、アキラ、リール、ジェイコブ、トマス、アウロラ、アレックスの7人?
ジェイコブとトマス以外は代理人?
富豪の集まりのようだが池田は別としても、リールも医者とはいえ富豪の娘って感じがしない。

・シロナガス島の本当の名前
由来は鯨のシロナガスクジラからみたいだが、何故海外なのに和名なのか?
シロナガスクジラの英名はBlue whale。
本当の島の名前はあるが秘密になっている(ジェイコブより)。船にGPSジャマーが装備されていて島の位置も知られたくないようにみえる。

・ジェイコブの問い
ジェイコブ「血か、肉か。お前があの島に求めているのはどっちだ?」
ロイの「内臓に気をつけろ」と関係ある?

・迎えの船
シロナガス島へ迎えの船が来るのは四日後。
小さなモーターボートが二艘はある。

・本邸と客室棟の行き来
本邸と客室棟への行き来は天井のない橋を通る必要がある。客室棟の周辺はおそらく断崖絶壁。
しかも橋の両側は鉄の扉の隣に付けられたハンドルを回して扉を持ち上げる形式。ハンドルを回しきらないと扉が降りてくる。五つ星の評判とは……

橋

事件に利用されそうな面倒くさい扉。
ハンドルとその上の照明、小窓、屋根上どれもが怪しく見えてくる。

・部屋割り

部屋割り

アウロラの部屋は? 先に来ていたからどこか空いてる部屋にもう案内されていた?
207以降の部屋があるかどうかは不明だけど、もしあったら池田とアレックスだけ1階に割り当てられた部屋割りはおかしい。

二章

昼食の会場で当主レイモンドから途切れ途切れのメッセージ。
はっきりしたのは「この中に裏切り者がいる」という言葉。
メッセージの真意がわからないまま客室棟に戻るとき、客室棟側の鉄の扉の前で焼死体となって発見されるトマス。池田は自身が探偵であることを明かして捜査を開始する。

夜中、ジェイコブに呼び出された池田は屋敷の前で何者かに襲撃されるもその場を切り抜け、やって来たジェイコブから事件に関する情報を貰うがまだ何か隠している。
池田はねね子と合流し、事件を振り返る。

・くぐもった男の声
部屋でアウロラと話し終わって少しベッドで横になっていたとき、どこからか聞こえてきた声。
眠らされた?

・当主レイモンド
姿を見せない当主。既に死亡しているというのは読みやすいけど、だとしたら屋敷側の執事とメイドは誰の指示で動いている?
姿を見せずに暗躍しているとしたら執事とメイドはグルになりそう。
招待客の中にレイモンドの行方を知っているものがいる可能性は大いにあり。

・昼食の出来事
池田とねね子が会場に着いたときいたのはトマスのみ。警戒した様子で『シロナガス島の悪魔』という言葉に動揺する。
その後アキラ、ジゼル、アレックスとアウロラ、ジェイコブとリールの順番でやって来る。

ジゼルは捜し物をして少し遅れた。
皆が着席している光景に違和感を感じた池田。
皆が集まった頃に時間を気にしていたトマスが離席。

ヴィンセントはレイモンドが急遽来れなくなったと言ったが、レコード用意してたり時間通りに再生しろと言付けされてたり姿を現さないのは明らかに予定通り。

・レイモンドのメッセージ
途切れ途切れで正確には読み取れない。
『島の秘密』『何者が……流したのです』『何者かは……私を……し……つけたのです』『情報……正確性……犯人……だと……招待状を……』『この中に裏切り者がいる』

レイモンドは裏切り者が誰か把握できていないが、招待状を送った者の中にいると考えている。
招待状を送った人間すべてが島に来ているとは限らないと考えたら元も子もないから、今のところ全員来ていると考えよう。
ヴィンセントもメッセージの内容は知らなかった様子。
このメッセージに過剰な反応をしたのはジェイコブだけ。トマスは離席中のため反応わからず。

ロイ・ヒギンズが裏切り者で、招待状でバレたことを察して自殺したと考えたらしっくり来る。ただ、そこまで大事な内容だったら代理人可にしているのはおかしい気はする。

・トマス焼死事件
先に客室棟へ戻ったアキラとジゼルが客室棟側の鉄の扉の前で焼けたトマスを発見。
次に池田とねね子がそれを確認。その後、残りの面子が橋にやって来る。
池田が探偵であることを明かして、医者のリールと共にトマスの状態を確認する。

【確認できたこと】
・近くに割れた花瓶
・腕と足の火傷が特に酷い
・火の元になるものがない、ガソリン等の匂いもしない
・運ばれた形跡はなく、発火したのは現場
・トマスの財布からメモ『……が集まった五分後、客室へとお戻りください。そこで今回の件をお話致します。ダン・レイモンド』
・隔離区画レベル3のカード、もう使えそうにない
・辛うじて生きていたトマスの最期の言葉「……ンゲル……リードマン……」

【後でわかること】
・左側の方がひどく焼けている、電球も左側だけ切れてる
・橋の通路の石畳が暖かかった

トマス焼死体現場

トマスが何者かに呼び出されて席を外してからは招待客みんな会場にいたはず。
後の証言でジェイコブがトイレで5分ほど離席していたことがわかるから他の人間も同様に数分の離席をしていた可能性はあるけど、昼食の描写で誰かが長時間席を外したものがないからそこは気にしないでいいとみるか。だから屋敷側の人間の犯行でなければ、トラップによる殺人と考える。

昼食前、アビー(アビゲイル)が扉を開いてロックしていたはずなのに閉じられていたこと、花瓶やハンドルや小窓がある左側がより焼けていたという不審な点からトラップはあり得る。
焼けたトマスの見た目は変わっていたけど、喋ったし死体のすり替えトリックで実は生きてましたってのはないと思っていいだろうか。

・探偵のライセンス
日本で探偵といえば浮気などの素行調査や家出などの所在調査などが主な仕事で、漫画やアニメみたいに事件の捜査をするということは実際できないものだけど、アメリカでは池田が言う通り探偵業のライセンスを持っていれば捜査権、逮捕権がある。

・クローズドサークル
迎えの船が来るのは四日後、外部との連絡手段の長距離無線は壊されてクローズド・サークル完成。
本邸と客室棟以外には港近く(だっけ?)にある管理小屋以外は潜伏できそうな場所はないし、環境のせいで島に木が生えていないようだから隠し小屋とかはないと考える。とはいえ、隠し洞窟とか地下室とかはあっても不思議じゃない。この部分はプレイ開始前に見たトレイラーで一瞬ネタバレされたんだけども。
メタ推理になっちゃうが、まだ登場していない潜伏している外部の人間による犯行ってことはないだろう。共犯、協力者だったらギリ許せるか・・・?

裏口の扉の窓が割れていたのは外部犯に見せかけるためか、実際にこっそり通信室に侵入するためにそこから入ったか。でもガラスの割れた音に誰も気づかなかったのか?

・レイモンドの部屋
本邸4階。エレベーター以外に行く手段あるか不明。
カードキーのロックあり、隔離区画のカードで開けられそうだがレベルいくつ必要か。

・池田襲撃
屋敷の扉前あたりから銃撃されたようだけど、サイレンサーを装備していたとしてもそれなりに銃声は響くだろうに誰からも気づかれないものか? 特に本邸側の人間だったら気づけてもおかしくない。
ジェイコブと合流したあと、すぐに全員集めて身体検査と硝煙の匂いを確認すれば特定できたんだろうか?

ジェイコブは屋敷の前じゃなく裏口に呼び出したと言っている。本当だとしたら襲撃犯にメモを先に見られてすり替えられたことになる。メモを見た直後の電話で待ち合わせ場所をちゃんと伝えていればって話はジェイコブが盗聴を警戒していたから言うわけないか。

襲撃前、部屋の電気が消えていたのはアキラとアウロラ。奥の部屋(X01、X03、X05の部屋)はそもそも確認出来ないし、電気が付いていたからって部屋にいるとは限らないが。
一章でアウロラの部屋は案内されてなかったけど、池田が電気付いてないことを確認したってことは104か106ってことだろうか。

バッドエンド時、幻覚を見た描写からやり直し。

・ジェイコブからの情報
-トマスの殺害方法に覚えがある。
詳細は教えてくれないがその方法による殺害なら犯人は招待客の誰かで女の可能性が高い。化粧品とか女性が持っているものを使った犯行?

-透明な殺意とは?
確実に起こるわけではないけど、一定の確率で成功する殺人トラップとか?

-昼食前後のジェイコブ
会場に皆が集まったのが十二時。ジェイコブは十一時半頃からリールとラウンジで酒を飲んでいた。4,5分お互いに席は外した。昼食の間、5分ほどトイレで席を外した。

-昼食会場や廊下にかけられている人面サメの絵がシロナガス島の悪魔
過去にシロナガス島の悪魔を見たという男が姿を消した。

-屋敷にはもっと人間がいたはず
今のところヴィンセントとアビーしかいない。

・アウロラについて
青いリボンをしているが好きではない。
レイモンドに何か嫌な感じを抱き、シロナガス島についても何か知っているようだけど思い出せない。
ジェイコブとの会話後、部屋に戻る際に出会ったとき重要なことに気づいた(思い出した?)ようだが池田にそれを話すことができなかった。
必要以上のことを話せない、何かルールに縛られているような改めて虚構世界、SFの匂いが強くなってくる。

アウロラ

ささやかなレビュー

基本はテキストを読み進めるテキストアドベンチャーで、たまに選択肢や気になる所をポイントクリックで調べて話が進む古風な形式。何回か同じポイントをクリックする必要があるのはちょっと分かり辛く感じたけど、そういうものだと理解してからは問題ない。
バッドエンドでやり直しはあったけど分岐は今のところなさそう。

クラファンで大量の支援が集まったことで超豪華なボイスが付いたことをゲームニュースで知り、なんならそれでシロナガス島への帰還を知ったんだけど、確かにボイスのクオリティは相当高い。
どのキャラクターも声優さんの演技は素晴らしいが、随所で見られる情けないねね子については完璧だと言える。

ねね子

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