龍が如く極2クリア感想

龍が如く極2をクリアしたので初代の極と比較しながら感想を書いていこう。

戦闘

初代極から引き続き敵の耐久力の高さは鬱陶しかったので難易度はイージーにした。
イージーの敵でもしっかりスウェイで避けてきたりガードを固めてくるし、スーパーアーマーでコンボ中に割り込んでもくるから攻撃ボタン連打するだけでは勝てないそれなりの難易度。負けてコンティニューしたらたぶん敵が弱くなってたからいずれ勝てるようには調整されてたみたいだね。

中盤あたりまで能力強化が進んだら戦いやすくなってきたかな。
あんまり寄り道しなくてもクリアまでに基礎能力はほぼ最大になったけど、全体的にバトルスキルが強化してようやく使い物になってくる印象だから、もうちょっとバトルスキルを重視した方がよかったかもね。桐生一馬のスウェイなんか強化してやっと避けられるようになる性能だし、コンボ完結する前に反撃されることが多いからコンボスピードアップも結構大事だったと思う。

スタイル切り替えがなくなったのは個人的によかったけど、壊し屋スタイルみたいな多人数を相手にする攻撃手段が減ったのは困った。しかも、多人数戦で便利なフィールドで拾える武器(イスとか自転車とか)がすぐ壊れることもあって余計に多人数戦は面倒になってたね。その代わりか小物武器は拾って回収できるようになってたから、極2は素手より武器持って戦ってる方が多かった気がする。

行動範囲が広がった街の散策

蒼天堀だけでなく、神室町も行動範囲に入ってくるとはね。
初代と比べたらマップサイズ2倍みたいなもので、ポケモン金銀でカントー地方(初代ポケモンの舞台)に行けるようになったときみたいな世界の広がり方には妙な感動があった。

街並みはすごく綺麗になってるし、過去のインタビュー記事では「ドラゴンエンジンは『龍が如く』シリーズを作る専用エンジンゆえに、夜の街を描くことに特化していて、昼のシーンを描くのが苦手なんですよ。」とあったけど、初代の極と比べたら全然綺麗だったよ。

蒼天堀

一部イベントエリアを除けば建物の出入りがシームレスになってるのも初代極からの変更点で印象的だった。そのせいか、拠点のセレナが表から入れないとか建物の構造が変わってたね。

遊びきれないプレイスポット

街中のプレイスポットは相変わらず豊富。
メインストーリーをどんどん駆けていったから全部は触れられてないけど、見かけたらつい寄り道して遊んじゃってたよ。ゲーム内でセガの名作『バーチャファイター2』や『バーチャロン』が遊べるのもポイント高いね。

水商売アイランドについてはもはや別ゲームといえる出来具合で、水商売アイランド用の能力強化もあるから危うくこっちに時間と経験値を吸われるところだった。極2発売当時に遊んでたら間違いなくやり込んでたと思う。

水商売アイランド
ストーリーと登場人物(ネタバレあり)

開幕は東の東城会vs西の近江連合という東西の極道抗争の様相を呈して、途中から海外マフィアのジングォン派が絡んできて近江連合の影が薄くなっていった印象。
ヒロインとライバルがジングォン派と関係あったり、実は桐生一馬も過去に絡んでいた話とか真実が明らかになってくる展開は息を飲むものだったけど、ラストの実は寺田が生きていて、しかもジングォン派のメンバーで東城会を潰そうとしてたとか、さらにその後に寺田も裏で操っていたのが近江連合の高島なんて流れは付いていけなかったなぁ。

寺田が芯の抜かれた爆弾を起動して桐生に「最後に俺を……信じて……」ってどういう意味だったんだろうか? 爆弾を起動されたことに高島がもっと動揺して状況がよくなると思ったのかな。結果的にその直後に薫が捕まって状況悪化してるわけだけど。

登場回数は思ったより少なかったけど、錦山と比べたら郷田龍司はしっかりライバルやってたね。こいつも実は初代の裏で糸を引いてたって設定が付けられるんだけども、迫力と強さの存在感は示してたし最終的には桐生一馬と決着をつけたいという一本気を貫いた魅力のあるキャラクターだった。

郷田龍司

「え、素手の桐生一馬相手に武器つかうの!?」とは思ったが。

龍が如くといえば著名人が参加してるのも特徴で、その中でも今作だとレジェンドプロレスラー『藤波辰爾』『長州力』『天龍源一郎』『武藤敬司』『蝶野正洋』が一斉に集結してるのはおもしろかったな。滑舌が悪いことで有名な人だから字幕があってなんとなく読めてるけど、うっかり字幕消してたら何言ってるかわからなかったかもしれない。

レジェンドプロレスラー

たっぷり時間を使ったカットシーンがあったわりに、実は本編ストーリーに絡まずサブシナリオに登場するからクリアするまでスルーしちゃってたよ。

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