2023年のゲーム収めは最高のゲームで:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム クリア後感想

今年5月に発売した当初はメインストーリーに一切触れずぶらぶら探索ばかりだけ遊んで手が離れてしまっていたティアーズ オブ ザ キングダム(以下TotK)。ふと今年やり残していたゲームを消化しようと年末駆け込みでクリアした。

率直でシンプルな感想から書いておくと最高だった! これを2023年に置いていかないで本当によかったと思う。

前作ブレス オブ ザ ワイルド(以下BotW)のシーカーアイテムに代わるウルトラハンドを始めとした新能力はBotWと違った自由な冒険の可能性を広げて、ハイラルをまた一から冒険することを苦なく楽しませてくれた。実際それで満足して一度止まってしまったわけだけどもTotKの本当の凄さはもっとたくさんあったんだとメインストーリーを進めて思い知らされた。

仲間

例えば仲間の存在。ゼルダの伝説では珍しくずっと孤独な旅をしていたリンクの冒険に仲間が加わって共に戦ってくれる。
ごちゃごちゃして邪魔に感じることがあって消すことはできたけど、この雰囲気を大事にしたくて消すことはできなかった。でも、ミネルのゴーレムだけは何度も事故の発生源になって消しかけた。

※以下ストーリーに関わるネタバレあります

そして何といってもストーリー。
正直ゼルダの伝説シリーズのストーリーはオマケくらいに思っていた。BotWなんかも英傑関連やラスボス戦からエンディングのカットシーンは良い演出をして印象に残っている部分はあるけど、全体のストーリーは予定調和といった感じだった。
それが今作のゼルダ姫に関わる物語は『龍の泪』を進めだしてから止まらなくなった。

プロローグで現れた黒幕の正体、そして行方不明になったゼルダ姫の居場所が徐々に明らかになっていく龍の泪の各地で見られるシーンは先が気になって引き込まれていった。

龍の泪

そして龍の泪をコンプリートしたときの白龍の出現とBotWでゼルダ姫が自身を投影していた花の姫しずかが周囲に咲いていた演出はもっとも気分が高まったところだ。
その後のマスターソードを手に入れてからの別れは惜しくて立ち尽くしてしまったけど、ガノンドロフとの最終決戦に駆けつけてくれたのは最高だった。心の片隅でなんだかんだ元の姿に戻るんだろうと思ってはいたけど、これを予定調和という言葉で片づけることはできないと思える。

そして締め。最初に発生したメインクエストがコンプリートされただけで何故こうも感動させられる。

ゼルダをさがして

5月にプレイして満足していたのはBotWの大型アップグレード版でしかなく、ちゃんと続編のTotKはメインストーリーの先にあった。改めて2023年にTotKをやり切ることができて本当によかった。

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