前回の記事からそう間を置かずに2回目のマッチング検証記事。本当はもっとゆっくりやりたかったんだけども新弾『機械兵団の進軍』のリリースが迫ってしまい、検証途中で環境が変化しないようにさっさと終わらせた。
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使用デッキ-赤単ゴブリン-(エクスプローラー)
前回がノンクリーチャーだったので、今回は土地以外オールクリーチャーの赤単ゴブリン。
持ってるカードだけで作ったからゴブリン・ロードの《ランドヴェルトの大群率い》や《ホブゴブリンの山賊の頭》が計3枚しかない未完成デッキ。それでもプラチナ4からダイヤ4まで上がれてしまったので歴史ある部族デッキのパワーは流石だと思う。
2~3ターン盤面に干渉してこない悠長なコントロール系は刈り取る!
全除去を撃たれても《ランドヴェルトの大群率い》がいればデッキトップからゴブリンを補充し、速攻持ちやミシュラランド(クリーチャー化できる土地)で追撃ができる。
ミシュラランドはゴブリンで検索したから《バグベアの居住地》を採用していたけども、コスト的にあんまりクリーチャー化できるタイミングがなくて《変わり谷》の方がいいことに終わってから気づいた。あれも『すべてのクリーチャー・タイプを持つ』特性を持つからゴブリンシナジー受けられるんだったね。
検証結果
プラチナ4スタートで検証数は117試合。
前回と同じ100試合にするつもりだったけどダイヤ4に上がれそうだったので上げ切った117試合の記録も残しておいた。
【100試合】
【117試合】
1.先攻後攻
最初の方は先攻多めだったけどランクが上がってくると後攻が増えて100試合の頃には先攻49回-後攻51回とほぼ半々になった。
プラチナ1に入ってからは途端に先攻がもらえず終盤30試合(88~117試合)では先攻8回-後攻22回で最終的な117試合中だと先攻53回-後攻64回と一気に後攻に偏ってしまった。
ランクが上がると後攻が増えるなんてしょうもない仕様ないだろうけど、ここまで終盤偏ると萎えるものがある。
2.初期手札の土地枚数
初期手札7枚の中に土地が何枚あったかの結果。
土地枚数 | 1枚 | 2枚 | 3枚 | 4枚 | 平均 |
回数(100試合) | 1回 | 34回 | 52回 | 13回 | 2.75枚 |
回数(117試合) | 2回 | 40回 | 60回 | 15回 | 2.77枚 |
参考(前回#1の100試合) | 0回 | 35回 | 56回 | 9回 | 2.74枚 |
前回と同じくBO1の手札補正がきちんと働いて3枚スタートは多め。平均枚数も100試合2.75枚、117試合2.77枚と安定していたので言うことなし。
しかし、ダイヤ4間近で土地1枚の絶対マリガンすべき所も検証のためそのままいかないといけないのは辛かった……
参考までに土地24枚構築の補正抜きで初期手札の土地枚数の確率は以下の通り。
土地枚数 | 0枚 | 1枚 | 2枚 | 3枚 | 4枚 | 5枚 | 6枚 | 7枚 |
確率 | 2.16% | 12.10% | 26.94% | 30.87% | 19.64% | 6.93% | 1.25% | 0.09% |
3.10枚引いたときの土地枚数
カード効果でドローなどしなかったときの先攻4ターン目、後攻3ターン目になる10枚引いた時点での土地枚数。
土地枚数 | 2枚 | 3枚 | 4枚 | 5枚 | 6枚 | 平均 |
回数(100試合) | 10回 | 27回 | 35回 | 21回 | 7回 | 3.89枚 |
回数(117試合) | 12回 | 30回 | 42回 | 25回 | 8回 | 3.88枚 |
参考(前回#1の100試合) | 9回 | 24回 | 27回 | 34回 | 6回 | 4.04枚 |
期待値の4枚の回数が確率以上に多くて動きやすかった。
前回は5枚引き(10枚中50%土地引き)が多くて土地過剰な試合が多かったけども、今回は全体的に見ても確率通りに近い配分で良い感じ。
とはいえ、やっぱり初期手札2枚スタートのときにそのまま次が引けないってことはそれなりにあったし、初期手札4枚スタート15回中12回は追加で土地を引くっていう土地引かなすぎ・引きすぎ状態はそれなりにあった。《雄叫ぶゴブリン》の能力コストで余ったマナは使えるから土地引きすぎは場合によっては問題なかったが。
参考までに土地24枚構築の10枚引いた時点の土地枚数の確率は以下の通り。
土地枚数 | 0枚 | 1枚 | 2枚 | 3枚 | 4枚 | 5枚 | 6枚 | 7枚 | 8枚 | 9枚 | 10枚 |
確率 | 0.34% | 3.00% | 11.08% | 22.41% | 27.45% | 21.25% | 10.52% | 3.28% | 0.61% | 0.06% | 0.00% |
4.マッチング
対戦相手の使用色の割合。(グルール色なら赤と緑1回ずつカウント)
色 | 白 | 青 | 黒 | 赤 | 緑 | 無色(単) |
回数(100試合) | 42 | 34 | 43 | 34 | 34 | 0 |
回数(117試合) | 50 | 40 | 52 | 42 | 41 | 0 |
参考(前回#1の100試合) | 41 | 40 | 56 | 32 | 33 | 1 |
前回ターゲットにして全然当たらなかった速攻の赤単は7回マッチング、赤単に他色をタッチした系統を入れたら10回ちょっとはあった。やっぱり赤単いるじゃないか!
トータルの色で見たらわりとバランスよくマッチングした感じだけど、前回自分がやりたかった赤単に対してライフ回復しまくって凌いで萎えさせる系の相手とはぽつぽつマッチングした。
流行りの天使系を除いても初動で《領事の権限》や《クレリック・ランス》から出されたらこちらはどうしようもない……こういうのは印象に残りやすいからってのはあるだろうけどね。
5.勝敗
最終勝率は65勝-52敗の55.6%。
全部クリーチャーの未完成ゴブリンデッキでこれだけ勝てれば十分でしょう。
プレイングは全除去の警戒と《雄叫ぶゴブリン》をプレイするタイミングに悩むくらいで基本的にコスト順にクリーチャー展開して全力で殴るだけだから滅茶苦茶カンタン。完成させるならロード増やしてトークン逆に利用されることが多かった《秘宝荒らし》を抜くとかだろうか。これだけ回るし悩まずプレイしたいならバーン呪文はないままでいいかも。
あとがき
赤単は使われる側になると相手の先攻多くない? とか気になってたけど自分が使った結果はそんなことなく……それでもこんな有り物カードの極端デッキでマリガンしない縛りとかやっても1試合短めでダイヤ4に上がれるんだから赤単ってのは本当にランク上げに手軽なデッキだよ。
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