Steam Deckはトラックパッドや右スティックによるマウスカーソル操作、タッチスクリーンのタッチ操作など搭載しているものの、こんなデカくて重いハードを持ちながら繊細なトラックパッド操作やスクリーンをタッチをするのは困難だ。基本的にSteam Deckはコントローラー対応のゲームをプレイすることを前提していると思う。
一応、ドッキングステーションを利用すればモニター、マウス、キーボードと繋げられるようになるけど、それもうPCでいいじゃんって話だ。PCを持ってないのならSteam Deck買うよりPCを買った方がいいだろう。
![steamdeckのドッキングステーション](https://game-logbook.com/wp-content/uploads/2023/01/2023-01-20_10h44_53-1024x453.jpg)
とはいえ、コントローラーサポートのないゲームでSteam Deckで遊びたいものがあったら操作性がどんなものか体験しておいた方がいいかもと思ったので、Steam Deck互換判定で『プレイ可』以上になっているものからいくつかコントローラーサポートのないゲームを検証、ついでにSteam Deckの動作確認をやってみた。
Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部!)
まずは問題なさそうなビジュアルノベル系。
基本はテキストを読み進めるだけだから操作に困ることはなし。
というか、ストアページの機能案内にコントローラーサポートは記載されていなかったのに、プレイしたらちゃんとコントローラー操作に対応していた。こういうパターンもあるのか。
文芸部パートの単語選択はコントローラーで選択カーソル動かせたし、タッチ操作も対応。
![ドキドキ文芸部](https://game-logbook.com/wp-content/uploads/2023/01/Doki-Doki-Literature-Club-1024x640.jpg)
改めて最後まではプレイしなかったけど、あの仕掛けはデスクトップモードにすることで出来なくはないだろうが、ぱっと見Windowsに似た別モノだから一手間あってむずかしそうだなぁ。
雨にして人を外れ
ドキドキ文芸部がこっそりコントローラーに対応していたし、Valve互換判定『未テスト』だったけど丁度やっていたからもう一本ノベルゲーム。
テキストを読み進めるのはR2トリガー(左マウスクリック割り当て)か画面タッチ。R1でバックログ、L2で閉じるがデフォルト設定。
セーブやオプションメニューを開くのにテキスト横にある傘アイコンを押さないといけないから、そこは右スティックかトラックパッドでマウスカーソルを動かしてやるか、スクリーンをタッチするしかないけど、そんな頻繁に触るとこでもないからデカ重Steam Deckでも苦じゃない。
Steam Deckを置いてプレイするなら読み進めるのは正面にあるボタン(ABXY)がいいだろうからコントローラー設定で割り振ってやればいいね。
当然ながらノベルゲームはコントローラーサポートがなくても操作に困ることはないかな。使わないボタン多いから自由にボタン割り振りもできるしね。
不思議な雰囲気をもつ先輩との物語。心情描写が丁寧でテキストは読みやすく、モノクログラフィックと物語の雰囲気、BGMがマッチしていて見応えがある。
NEEDY GIRL OVERDOSE
これもノベルゲームには近いかもしれないけど、選択肢やコマンドアイコンを選び続けるゲームだからカーソル操作やタッチ操作が必須になってくる。
選択肢やアイコンは大きめに作られているから思ったよりは操作しやすい。テキストも普通に見える。ウィンドウを最小化するとか一部の小さいボタンがちょっと押しづらいくらいかな。
このゲームくらい各アイコンがそれなりに大きくて誤クリックしにくい作りだったらSteam Deckでも快適に遊べるだろうね。
![にーでぃーがーる](https://game-logbook.com/wp-content/uploads/2023/01/NEEDY-GIRL-OVERDOSE-1024x640.jpg)
Steam Deckに向いてるゲームかなって思ったんだけども、steamクラウドに対応していなくてPCとセーブデータ共有できなかったのは残念。
中毒性の高いBGMをしばらく流しっぱなしにしてて、Steam Deckの本体スピーカーってわりとクリアな音で性能良いのかもと思った。っていう余談。
Cookie Clicker(クッキークリッカー)
もう一生クッキーは作らないと心に誓っていたが検証のために起動。
基本的には問題ないけど、ゴールデンクッキーとか狙ってクリックする系はちょっと辛い。
でも、標準で連射機能あるからクリック数は稼げるね。連射ホールド機能はないからボタン長押しはしないといけないんだけども。
![クッキークリッカー](https://game-logbook.com/wp-content/uploads/2023/01/Cookie-Clicker-1024x640.jpg)
PCの片隅に起動しておいて放置したり、片手間にクリックするくらいでいいクッキークリッカーをSteam Deckでやりだしたらおしまいだと思う。
Sid Meier’s Civilization V
元はといえば「Steam Deckでcivできたら最高じゃないか!」と思ってコントローラーサポートのないゲーム確認をやり出したのだけど、結論としてciv5はまともに遊べたものじゃなかった。
![civ5](https://game-logbook.com/wp-content/uploads/2023/01/Sid-Meiers-CivilizationV-1024x640.jpg)
タッチ操作はできるが行動選択のアイコンが小さく絶対どこかで押し間違える。地道なマウスカーソル操作はユニット数の少ない序盤ならまだいいけど、徐々に1ターン中の行動数が増えてくると耐えられる気がしない。
civ6になると『このゲームは、Steam Deckコントローラーアイコンを表示します』という互換性評価が追加されているから、もしかするとコントローラーでの入力がサポートされているかもしれないが、epic版しか持ってないからSteam Deckでの確認は出来ていない。
あとどういうわけか、PC版でインストールしたときとSteam Deckでインストールしたときで使える言語数が違ってる。Steam Deckだと日本語がないのは致命的だった。
![civ5言語(PC)](https://game-logbook.com/wp-content/uploads/2023/01/Sid-Meiers-CivilizationV_language1.jpg)
![civ5言語(Steam Deck)](https://game-logbook.com/wp-content/uploads/2023/01/Sid-Meiers-CivilizationV_language2-1024x640.jpg)
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