普段格ゲーやらない人のストリートファイター6デモ版について10のこと(レビュー)

格闘ゲームの金字塔『ストリートファイターシリーズ』の最新作であるストリートファイター6の体験版が配信され、早速プレイしてみた。
長きに渡る歴史があるこのシリーズの最新作の発売を前に普段は格闘ゲームを遊んでないけど、初心者も楽しめるモードがあるということで興味を惹かれ遊んでみたので10項目にわたってレビューしてみる。

1.コマンド技が出ない・・・でもモダンなら簡単に出せる!

PlayStation plusのフリープレイで配信されたストリートファイター5は遊んだことがあるけど、チュートリアルやトレーニングモードを少しやった程度で対人戦まではやれなかった。
結局のところ、トレーニングモードで遊んでみても動画で見たことあるようなコンボは出せない。それどころか単発のコマンド技すら思ったように出せなかったのだ。

そりゃ練習しなきゃ出来るわけないってのは当たり前の話なんだけども、練習のときに得られる達成感は薄く、モチベーションを維持することができなかった。

初心者は技が出せなくて楽しくない! この難題をぶち壊す新たな操作タイプがモダンタイプだ。
方向キー+SPボタン(デフォルトY/△ボタン)だけでコマンド技が出せる! なんてお手軽!

モダン昇竜

2.従来通りのコマンド入力もできるよ

「いやいや格ゲーはコマンド入力で技を出すべきだ」という人はいるかもしれない。もちろん従来と同じクラシックタイプでも操作できる。なんならモダンタイプもコマンド入力で技が出せる。

モダンで出したコマンド技は簡単に出せる代わりにダメージ補正がかかっているそうだ。モダンでもランクマッチできるということで、今後の操作タイプごとの戦績と流行によっては調整が入るかもしれないね。

3.モダンはボタンが少ない

モダンはコマンド技が簡単に出せるってのも魅力だけど、それより操作ボタンが少ないのが特徴だと思う。
クラシックは従来シリーズ通り、パンチとキックにそれぞれ弱中強の攻撃がある6ボタン操作。投げや新システムのドライブパリィとドライブインパクトはこれらのボタンを同時押しするのに対して、モダンは弱中強の基本攻撃は3ボタンだけ、減った分は同時押しのアクションが割り振られている。

コントローラー

咄嗟にパンチかキックで迷わないのは初心者としては助かる。

キャラクターによって弱中強ボタンで何が出るかは決まっていて、方向キーやアシストボタンとの組み合わせで使い分けられるようになっている。
基本の攻撃ボタンが少ないおかげでパッドコントローラーの操作難度の敷居が低いのは大変よいね。パッドで操作しやすいというのは「格ゲーってアケコンとか専用のコントローラーいるんでしょ?」という格ゲー初心者の思い込みを取り除いてくれるようになるかもしれない。

4.そんなにダイナミックでもないダイナミックモード

クラシック、モダンともう1つある操作モードのダイナミックモードはボタン1つで自動的に攻撃、コンボまで繰り出してくれる格闘ゲームを全く知らない、なんならゲームを全然やらない人でもそれっぽく遊べる操作モード。

ダイナミックモード

オンラインプレイでは使用できない遊びモードだが、ちょっと操作してみた感じ自動でゲージは使わないし、行動パターンも結構単純でそんなに強くはない印象。あくまで家族や友達とわちゃわちゃ遊ぶ用なのだろう。

5.意外と奥深いモダン

簡単操作でボタン連打するだけでコマンド技からコンボまでしてくれるモダンだけど、方向キーとアシストボタン、攻撃ボタンの組み合わせ次第で技の使い分けとコンボの種類を増やすことができる。
ただの連打コンボは慣れてきたらバレるだろうから、対人戦で勝つためには練習してパターンを増やさないといけないとは思う。それでも、まずボタン連打で格ゲー出来てる感じのコンボが1パターンは出せるこのモードは初心者にありがたいな。

キャラクターによって弱中強ボタンで出る攻撃が異なるから、モダン用のキャラクター理解とコンボ開発がされていくのだろうね。

6.実況モード

自分で格闘ゲームはプレイしないけど対戦動画や大会は見るというゲーマーは意外といると思う。それと同じ臨場感を楽しめる。
しかも実際に大会で実況解説している有名人が実況してくれるのであの感覚を味わえるんだ。もちろん、うるさいと思うならOFFにもできる。

7.ワールドツアー

格闘ゲームのシングルモードはつまらないという常識を覆す? 新たなシングルモード。
体力や攻撃力の基礎能力をレベルアップしたりスキルツリーからスキルを獲得する成長要素があるのは珍しくて一体どんな体験になるのか楽しみだ。

ここで成長させた自分のアバターはプレイヤーが集合するコミュニケーションエリアで他プレイヤーとの対戦に使えるようだ。

8.攻めるのが楽しい

前移動、前ダッシュ、ジャンプで近づく以外に新システムのドライブラッシュやドライブインパクトとか攻める手段が豊富で楽しい。カウンターされることはあるけど、単純にガードされる分にはたぶん不利にならないから初心者同士の対戦は如何にこの新システムを使えるかが勝負になりそう。

ドライブラッシュ

9.画面端の緊張感

これも攻めるのが楽しい要因で格闘ゲームといえば画面端の攻防が肝になってくるのだけど(ある程度練度があれば)、画面端でドライブインパクトをヒットさせると例えガードされても完全有利が取れるため画面端の緊張感が高まってる。

ドライブインパクト

10.CPUつよい

最高レベルの8になると理不尽な反応速度でこちらの行動に対応してくる。初心者は当然勝てないし、どうやらプロ級のプレイヤーも慣れていない現時点で苦戦している。

モダン操作の初心者だと、レベル6はCPUの動きへの慣れとガードがぼちぼちできれば勝てるくらい。レベル7からドライブパリィ/インパクトが必要な壁になってくる感じだと思う。
いきなり対人戦に挑むのは勇気がいるからCPUがちゃんと強くて練習相手になるのはいいよね。

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